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3-2*温泉編

「ほら、できたぞ」 ハッ。飛んでた。完璧に飛んでた。 自分に目を向けると、あ、浴衣着てる俺   「もう?」 「梓が俺の腰ガン見してる間に全部終わった」 ふっと微笑って頭を撫でられる、俺はパグじゃありませんよ。ブサカワは否定しない 「ほら、こいよ」 「ウズウズしてしょーがないんだろ?」って言いながら着ていた浴衣の肩口部分を両肩からズリ落とすりゅーくんを見て鼻血ブーッです。まじで。 しかも帯をずらして骨盤が見えるぐらいまで浴衣を下げてくれるなんて…………感動 やばいいえろい。 俺は迷わずりゅーくんに抱きついたわ そりゃ、いつもの3割増し 「りゅううううううくぅぅううんん!!!」 今季一番の推しだよ! ガバッと腰に腕を巻きつけスリスリ攻撃 うっはー。やべええええ。布が薄いから、りゅーくんの体温が伝わる キュッと引き締まった腰を直接触ってるみたいで興奮。 触り心地がよろしいどすえ。腰の曲がり具合が綺麗どすえ。 いとうつくしゅうていたり。あっ、ちがうか。真顔。 「おい、梓」 「うへへへ」 「そんなに俺の腰すきなの?」 「そりゃあね、…ふへへ」 だめだ、今日のりゅーくんサービス良すぎて俺でれでれ。 「お前その角度反則」 「?」 「鎖骨」 さ、さこつ? 「浴衣の裾合わせからチラチラみえて、えろいんだよ。」 そういわれ俺はいとも簡単に布団の上に押し倒される。キャーッ。 俺ってばなんてひ弱なの!!まぁ、身長差10cmの穴はデカイわな。 「…ちょっちょっと!」 「触らせてやっただろ?ほら、ギブアンドテイク」 りゅーくんそれは別にいいけどさぁ 俺達今日浴衣じゃん? 布団に足の裏を床にぺたーってつけて足を立ててる状況で押し倒されてます武藤です。 その足と足との間に割り込んで俺を押し倒してますりゅーくんです。 ヤア、B野Lくん! キミ最近俺らの周辺うろちょろしてるね! そっちの世界に誘ってるのかナ? 「さっさと脱げよ」 りゅーくんが俺の裾合わせをンバッっていう効果音するでしょ(笑)っていう並に勢いよく開いた。 この浴衣ついさっき貴方が着せたのよりゅーくん…♡ 「ふおおおおお、やめてくええ」 ふははははは。 俺の乳首ちゃんがみえるぜえええ。 ピンクだぜ。かわいいだろ? 「噛む」 「血ィがでるうう」 言葉の通り、りゅーくんが俺の鎖骨を噛んできた。いつもとは違ってハァハァと聞こえるのはきっと俺の幻聴かな。真顔 抵抗としてりゅーくんの肩を両手で押してみるけど無意味。びくともしない。俺って筋肉ないのかな。ハリガネらしいし。ないよきっと。 「…っぁ………ちょっ、と」 なにこの喉から漏れたような声。 きめええ。 「ン…」 「いった!、ヒッ………りゅ、くン」 噛んだ、リアルがちで噛みやがった。ガジガジと齧られる あーこりゃ、血ィ出ちゃうますわ。 おい、コレなんだよBL枠なの? りゅーくんが足の間に入り込んできた時から浴衣とか着崩れて、太腿晒すぐらいに乱れてるし りゅーくんも着物乱れてて、俺の内腿にりゅーくんの腰が当たるんだけど 萌える いっぽ間違えればりゅーくんの息子さんと俺の息子さんが当たりそうで怖い武藤梓17歳秋 よくBLのシチュでさ抜き合いとかあるじゃん、あれって本当にありそうな感じしちゃうよね? 「あずさ」 「ンッ、……はい生きてます」 「キスマつけた」 「はい?」 ワォ、いつの間に?早業。拍手 「りゅーくん!!!おれ童貞なのn「しゃーすっ!!あーずーさー聞いてくれよ、隣の部屋の奴らがポッキーゲームやっててさ、あ、男同士な!萌え………………………え?」」 引き戸を勢い良く開けてきたのは中西くん 俺とりゅーくんは二人して中西くんを凝視する もちろん中西くんも驚いた表情で俺らを凝視する 俺らの体制からしてこれはまずい。 だってこれ リアルビーエルじゃねええええかよおおお!! 上半身裸で骨盤ガンだししてるりゅーくんと 浴衣を剥かれかかってる俺 しかも体制は、なんか せ、正常位じみてるし。   「えっえっえっBLまじかぁ!いやぁ、ありだと思ってたんだよね、氷室と梓のCP。周りには無口な美形×性格残念だけどちょいよく見れば地味美人。ハァ萌えるわ。いい、このネタで小説書くわ!てかその体制何!?ヤっちゃってんのお前ら?ナカ挿れてんの氷室?ひゃーやばい、俺死ぬ。グッバイ」 一人で話しだした中西くんはぶっ倒れた。 死因:萌死または尊すぎて死亡の意を持つ尊死 「あずさ」 「へい!」 「温泉いくか」 「うぃっす」   中西は放置した

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