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3-5*温泉編
あれからのぼせてしまってな。
ンムムムム、と唸り目を開けたわけさ。
目の前は…………………………
ただの天井
可愛げないって?
ハァ…全く君たちは俺には可愛さを求めてるのかい?
やめてぇえヒィィ
「梓」
大丈夫?と尋ねてくるのはモチのロンでりゅーくんで。
なんか柔らかい?硬い?よくわかんない感触はりゅーくんのお膝だったんですネ。うわーうわーうーわ。
ぴざまくらだよおおお、とな。
「…ぁ」
うそぉん。出た声はカスッカスでして。
人類の声とは思えないねウンウン
「ちょっと水のんで」とか言いながら体制を崩して俺の腰に手を回し俺を支えペットボトルを渡す。
りゅーくんのそれはそれは綺麗なお顔をチラ見すると怒ってるのか面倒くさいのかよくわからぬ顔をしておられた…。これはもしや飽きられフラグ?のぼせ(?)た俺に呆れたとか…ううううううう。泣きたいぜ
渡されたペットボトルの中の水を飲もうとして口に近づけたが残念ながら手を動かす気力すらないのか俺の手は、上手く喉を通ってくれない前に口に水が入りません。
こぽこぽっと口に入りそこねたお水さんたちは俺の頬をつたい衣服に染みた。
その前に
Q 俺は浴衣を着ているのはなぜ
A 間違いなくりゅーくん
ですよね。もうこの際粗チンを見られたことは気にしないです。…ッ~(訳 死にたい
「…ハァ」
「……!!」
何だそのため息は………!!!
いつもみたいにブサイクとかパグみてえ、とか罵ってくれ…!!じゃないとおれh(
「嫌でも我慢しろ」
俺の手からペットボトルを奪い水を口に含んでいく彼。えええ、おれの。
そしてそのまま頭をガッと掴まれて唇を重ねられた。
…重ねられた?
「……ンン!…ん!」
フーフトキスだよおれぇえ
りゅーくんからもらう水はなんというか、
まぁ冷たくはないよね。嫌ではないけど。
確かに効率はいいよ、ほんとに。
「ん、ゴク…は、」
「もっといる?」
頬に手を添えながら聞かれて上をみると、りゅーくん
ちっっかっ、5センチ程しかないよ距離。
そうか…!彼に抱かれてるみゃおみゃおちゃん達はいつもこのアングルから顔を見ているわけか。
ほほぅ…。
…ちょっと照れそ(きもい
こ、れはのぼせたせいにしよう
「で、いるの?」
「ン」
クビヲタテニフリマシタ
俺のこのやけくそ感。もう1回も2回も変わんなくね、という自答
ごめんね♀ピッグ。
ホモ図になりソース
水ほじいイイぃ
再び唇が近づいてきてこれはもしやりゅーくんに彼女がいた場合おれは刺されないかとか考えてましたさ。
「…ふ、…ん」
次は舌まで使ってきてコノヤロウ
ちゅくちゅくと音がしますが
キコエマセン
薄目でりゅーくんをみると、こちらをまるで般若の如く険しい表情で見ていたので少しビビった。薄目でよかったワ。…そんなにいやだったんだ。しみじみ。
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