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4-1*もしもシリーズ
*もしもりゅーくんがむしゃくしゃしたら。
「あずさ、それまじでいってる?」
「ええ!大マジだよ!臨もやってみな!!嵌るから!プリンに醤油!!!ウニ!!!!!」
「あー、そもそも魚介類無理だし俺。司とかウニ好きだった気がする」
「ハー…!ふざけんなおシマオ、人生の10割損してるぞ!」
「いや、シマオじゃないから。志磨。10割って全部じゃねえか!」
「おお!!いいツッコミ!」
「うるさい、武藤ゴリラ」
「辛辣ゥ~」
「そうでもないって」
そんな素敵な笑みをこんな屑にも向けてくれるなんて…!!とかは全く思わなくて
あ、はい。只今、隣の席の志磨臨 クンとお話しております。
コイツ普通そうに見えてモロ腐ってっかんな!!
一年の時から純白の薔薇って呼ばれててどんなにすげー奴なんだろうって思ったら腐男子かよおお!!みたいな。しかもネーミングセンスのダサさがやっぱ男子校だわって感じしちゃうよね。いや、確かに美人さんだからさ、分かるよそういうあだ名つけたくなるの、でもコイツには忠犬付きだからナ。
「でさでさ、あ!他にも有るんだよ!…まって!その前に聞いて欲しい事が…」
「なぁに、随分楽しそうじゃねえか。あ ず さ」
え。と思い振り返るとりゅーくんがいました。
なんかとてつもなく暗い顔で。
「お前、俺との約束すっぽかして志磨と話してたわけ?」
時計を見ますと12時55分
そういえば今日はりゅーくんと屋上デートだった♡いやネタだから真に受けないで
あんれぇ、確か約束の時間は12時20分
「…ッアアア!オーマイゴッドォオ!!」
これを機に腰お触り禁止令でたら死ぬんだけど!!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
「りゅーくんごめん…!」
許してちょんまげプリンまっちょっちょ!とか言ったらリアルに絶交されそうだから心の中でつぶやいたお(反省の色が薄い)
「別にいいけど」
そういってふいっと顔を逸らされてしもうた。
…怒ってるぞこれ
「その代わり今日、おれんち泊まって」
「む?」
「駄目?」
「いや!大歓迎!全裸待機しておりまシタ!」
なになに?中二病くさい?は今更?
あのな、マジで!とか常に使う奴は基本中二病くさいから!特に俺とか…?とかとか?
まぁ、そんなこんなで泊まることになったわけさ
*
その日の夜
もう就寝でござる。あ、基本俺が泊まるときはりゅーくんと添い寝(?)、一緒に寝ているでござる。いい匂いなんだぞ!りゅーくんは!…変態っぽく聞こえるから訂正させてほしい…りゅーくんの部屋は!あれ、変わんない?まあいいさ
薄暗い部屋の中
「なぁ、あずさ」
「はいな!」
「志磨の事好き?」
「え、もちろん。あいつ面白いんダヨォ」
「おれは?」
「え」
何この子デレ期?やっと!ついに………!!!
「りゅーくんは愛してますよおお」
何せ課金したいレベルの推し!早くアイドルになって貢がせてくれ、古参になりたい!
かわいいなりゅーくん!!と思いっきり抱き着く。りゅーくんの足を自身の足ではさみ腕は首に巻きつけた。もう、撫でてあげませう。はぁ腰がいい感じ。
わしゃわしゃと髪の毛を撫でてやると「そういうんじゃねえんだよ」とワケの分からないことをいいおって
「ん?ドウシタノりゅーくん」
「…もう、なんでもねえ」
「きになーる」
「気にすんな」
えー、と思い頭を撫でるのを止めようとしたときだ
「まて」
「なぬ」
「俺が寝るまで」
「~~ッ」
か、可愛すぎ
「あずさ?」
「いや!はい、なんでもないです!!!」
ギャップ萌えかよ、なんだよ寝るまで頭は撫でてって!萌えかよ!今日のりゅーくん可愛すぎたから明日は多分、良いことがない気がしてきた……。だってすげえレアだもん。
「こういう風に寝たことある?」
「あるわけなかろう!りゅーくんとしか寝ないし…。」
※えちではない
「あっそ。もう寝る、お休み」
グイッと腰を抱かれ一層距離が縮まる。
「ふふ、りゅーくんおやすみ」
「ン」
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