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第80話 *
「あンッ」
プラグの持ち手部分を握って揺らす。すると尻の奥がジクジク痺れる。
「あ、そこ……っ」
「ここ?」
「んッ」
「ここか」
前立腺を刺激されて、体内でも愉悦が弾けた。
「じゃあ、前と後ろを一緒に」
高梨がもう一方の手で、ブジーをクルクルと回転させる。
「ア! ひ! やァッ……!」
陽斗は背中を反らせて、嬌声をあげた。
「ヤダヤダっ……」
涙が次々にこぼれ出る。
「ああ、いやぁ、こんな……、……も、もう、おかしくなるからぁ……、やめて、――お願い、願いだから、ね、もう、やめて」
言いながら今度は背を丸め、高梨の髪に自分の額をグリグリとこすりつける。そんな幼い仕草に、高梨が苦笑した。
「奥で感じるんだよ。もっと」
「うっ……うっ、ひど……」
激しい快感に腰を揺らすと、男の口角があがる。
「こうしないと、君は発情しないから」
「うっ……あっ……んっ……」
「いいだろう?」
低い声は官能的で、そのせいで余計に感じてしまう。
「ん……いい……っ」
下半身が爆発しそうだ。
「どう? 奥のほうまで届いてる?」
二つの器具をグリグリと揺らしながらたずねる。
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