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第81話 *

「とっ、と、とといて、るっ……だから……」 「うん?」 「も、抜いてっ」 「もう?」 「も、イきそうだ、からッ」 「そう?」 「んっ、だからぁっ、ぬ、ぬいてぇっ」 「早いな。もうちょっと我慢しようよ?」 「も無理……ぃ」  目からも口からも雫をたらして懇願すると、高梨はたまらないというように嬉しげに微笑む。天使のような微笑だがやっていることは悪魔そのものだ。 「お願い、も死んじゃうぅ」 「ああ、可愛いなあ」  陽斗の涙で濡れそぼった頬にキスをする。 「キスはいいから抜いてよぅ」 「はいはい。仕方ないね。わかったよ」  もう何が何だかわからなくなっている状態の陽斗が懇願すると、高梨もさすがに可哀想に思ったのか、器具をかき回すのをやめて、片方の手でペニスの根元を支え、もう一方の手でブジーをつまんだ。 「じゃあ、抜くよ」 「んっ」  高梨が細い器具をゆっくりと引き抜く。するとまたやわな粘膜が刺激されて泣いてしまう。 「あ……んっ、ァはぁ……、ああぁ……ああ……ぁ……ぁ……」  ブジーが全部抜かれるまで、か細い声があがりっぱなしになった。  最後にちゅぽっと先端が抜けると、その瞬間、あり得ないほどの勢いで、半透明の液体が迸る。 「ぁゅ、あ……っ、ッぁん……っ」  舌足らずになって、まるで小動物が鳴くような声をもらす。

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