「オレら双子の絆は特別だからね。たとえ運命のアルファだって、血のつながりには敵(かな)いっこないよ」 「そうかな。僕も負けるつもりはないけどね」 　競うような会話に目を瞬かせていると、双丘の狭間に、温かく濡れたものが触れてきた。 「んっ、ァッ」 　ねっとりと執拗に後孔に絡まる感覚は――高梨の舌か。 「あ……ぁ、あ、やッ」 「急いで濡らそう。君のココは毎晩僕が可愛がってあげてたけど、僕のものはとても大きくて太いんだ」 「……あ、……ぁ、……ァ、アぁ……」 　ゾクゾクと震えがくる。そんな場所を他人に舐められたことなどない。 「ャあ……だ……ぁ」 「陽斗が可愛い」 「は、……ふ……うッ……」 「高梨さんの愛の力かぁ……。悔しいな……、陽斗、すごくステキだよ」 　そう言いつつ、光斗が腰を揺らめかせる。 「やば。陽斗の感じてる顔を見てたら、たまんなくなる」 　赤い舌を見せて唇を舐め、光斗は自分のものを自分で扱き始めた。 「はぁ……陽斗可愛い、はるとかわいぃ……」 　光斗は陽斗の右手を掴んで、自分の勃起したものへと導いた。いつも世話をしてやっていた繊細な肉茎に抵抗はない。 「ね、こすって。オレ、自分で後ろ、するから」 「……ん」