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第6話
柔らかな白いバスローブに包まれ、健は目を覚ました。目の前には同じようにバスローブを巻いた浅黒い肌をした厳つい男が長い睫毛を伏せて獅子のように眠っている。
バスルームで意識を失った健は周囲を見回し、此処が何処なのか考えた。部屋にはクィーンサイズのベッドがおかれ、大きな窓は長いカーテンで覆われ、微かな波の音と揺れる振動を感じた。
……船なのか?
豪華な寝室は10畳ぐらい広くあり、船というイメージが不釣り合いだった。
そして手足の重くのしかかる金属製の手錠はそのままで、後ろに括り付けられるように拘束されていた。首にはいつの間にか同じ金属製の首輪もつけられている。
「……やっと、起きたな。」
深みのある低重音の声とともに、男は目を覚ますと健を引き寄せ尻の窄まりを弄った。
「……ッァ…!」
太い指が後穴をこじ開けると、先程ルイに放たれた残滓が溢れ落ちた。
「……クソッ…!ルイの奴、出しやがったな。まあいい、そのまま挿れてやるよ。」
男は偉そうに舌打ちすると、健を自分の上に乗せ弛緩した窄まりに猛った雄を押し当てると一気に挿入した。
「ぁあああーーーッ!!」
ルイとは異なり、突き刺すように挿入された健の後孔は弛緩してたとはいえ痛みが増し、健は泣きながら呻いた。
「少し緩んでるな。もっと根元まで咥えろ。」
カイはがっちりと健の腰を固定し、ひくつく孔に男根が隠れるまで奥深くに鎮めた。
「……ヒッ…」
健は声を出す事もできずに、息を吸った。ルイによって開かれた孔はぎちぎちになりながら、カイの雄を飲み込み裂けるように割れてひらいていく。
「ほら、動け。」
カイは乱暴に尻を叩きながら、腰を上げ太く滾った雄を上へ押し上げながら突いた。
「やめ…ぁ…ッ!」
「……ここも動き方もルイに注文しないと駄目だな。」
カイは深い所まで肉壁を拡げると身体を起こし、肉を繋げたまま健を横にしベッドに押し付け首輪についていた鎖を後ろから引っ張った。
「あぁ…ッァ…」
鎖のせいで健は背中を仰反り、尻を後ろに突き出され雄の肉を自ら深くずぶずぶと飲み込んだ。
「犬より可愛いな。」
カイはそう言うと、肩に噛みつき強く吸い胸を爪を立てて抓った。ルイとは違いカイは欲望のままに貪り、太い雄茎で健を支配した。
「イタッ…!ぁッ……」
「おまえは俺のモノだ。」
強く頸を引いたと思うと、カイは鎖から手を離し、腰を更に根元まで押し当て、顔を寄せ深く唇を合わせ。
奥深くへ太い雄を埋め込められると、健は揺さぶられながら腹の中が熱くなるのを感じた。
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