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第7話

何度もカイに犯され続け、途中で気絶したまま寝ていたのか、やっと目が覚めた。 広い寝室には誰もおらず、拘束された両手はやはり背中で繋がれたままだった。 躰と後孔はじくじくと痛みを増し、入口は腫れぼったく膨れ上がっていた。何故自分がこんな目に合うのか理解が出来なかった。 健はある島に観光をしに来ていた。 それが何故か見知らぬ寝室のベッドで、一矢纏わぬ姿で拘束されている。 「やぁ、目醒めたね。カイに沢山可愛いがって貰ったかな?」 浴室で愛撫を繰り返した、ルイと呼ばれた男がバスローブを着て濡れた金髪を拭き、ベッド端に腰掛けながら話しかけて来た。 透き通るような綺麗な金髪に、深い碧色した白人男だが日本語を流暢に話していた。 「………あんた、誰なんだ?」 ジャラジャラと足に延びる鎖の音を立てながら、男から距離を取った。 金髪の男は微笑みながら近づき、健の顎を掴むと口付けた。 「まるで口の聞き方がなってないね。確か日本語だと敬語を使わなきゃね。誰ですか、だよ?」 「………ァッ…!!!」 立ち上がった躰は、ルイに押し倒されてまたベッドで縫い止められ、ルイは健の首筋を強く噛みつき、露わになっていた白い太腿を優しく撫でた。 「君は拉致されて記憶がないからしょうがないけどね。……この大型客船の闇オークションにかけられた所を僕とカイが買ったんだよ。だから、ご主人様には従順にしなければ駄目だよ。」 そう言って、健の股間を覗き込むように上に乗せ、弛緩し切った後孔を舐めた。孔からはカイが出した残滓が垂れ落ちた。 「………や…め…ッぁ…」 何が起こったのか理解出来なかった。 確かに島で観光していた時に見知らぬ男達に囲まれ、そこから記憶が朧げで消えて無くなっていた。 ルイは舌先で綻んだ孔を執拗に吸ったり、舐めたりして真ん中に垂れた棒を扱いた。 「ほら、君も舐めて。ちゃんと舐め方をこれから躾なきゃ、僕もカイに怒られちゃうからね。」 ルイは健の股間からぶら下がる雄を口元に当て強く吸った。 健はボディソープと雄の匂いが混じった陰茎を当てられ、言われるまま舐めとった。 「……ぁ…ッ…」 ルイは孔を指で穿り、執拗に健の雄に食らいついた。 「ほら、根元までちゃんと口に含んで。……そう、もっと喉も動かして。」 健は手を背中で固定されてる為、膝だけの力で躰を支え、口元に深くルイの雄を押し付けられていた。 尻を突き出す格好で命令に従い、逆らう事すら許されず、夢中でルイの雄にしゃぶりついた。 「うん、よく孔の中まで見える。すごく綺麗でいいね。」 ルイも健の雄茎を音を立てながら舐め、後孔を深く指で弄ると健はガクガクと膝が震えた。そして己の重さに耐えられず、自然と尻をさらに突き出し深く喉元までルイの雄を咥える体勢になった。 「……そう、ちゃんと喉を動かして。うん、もうちょっとだね。」 ルイは腰を突き上げて、健の喉元深くに雄を突き立てた。 「…うっ……!!!」 「ほら、舌も使わなきゃ駄目だよ。」 ルイは腰の動きを止めず、健は目尻に涙を溜めながらも行われる行為に耐えた。 「……ッ…カッ…ぁ…」 ルイは急に健の後頭部を押さえて、男根を奥深くまで押し込むと、激しく上下させ喉元めがけて白濁とした精子を流し込んだ。 健は喉深くに流し込まれる精子を飲み込み、胃が熱くなるのを感じた。 「良い子だね、ちゃんと最後まで吸うんだよ。」 ルイは健の髪を撫でながら、涙を零しながらに尿道に残る残滓を吸う健を褒めた。

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