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第10話

単純だなこいつ。本当に仕事なんて出来んのか? せまってくる会長の腕を掴みそのまま俺の方に引き寄せる。 「貴様なにすんだ」 しっかりと抱き締めれば俺の腕の中で暴れる会長に少し笑いが溢れた。 バカなコ程カワイイっていうしな調教すれば俺好みに出来んじゃねぇか?とか少し思ってしまう。 「響いけー!ちゅーだ!」 なんて勇気が言うもんだから会長はビクリと大げさに体をゆらし生徒会の奴等も唖然としている。 さっき食堂ではやりたくないって言ったばっかだけどな、まぁ会長ならいいか。 すでに目立ってるし、 左手でしっかりと会長の腰をホールドし右手で会長の顎をすくいあげる。 綺麗な会長の青い瞳と目が合わさる。そういえば会長ハーフだったななんて思いながら怯えに変わっていく顔にあー俺好みかもしれないと思わずクスリと笑ってしまった。 「噛むなよ」 一言言って会長の口に俺の口を合わせる 驚きに目を見開く会長にまた笑いが溢れる。 「目とじて」 耳元で囁やき再度唇を合わせていく。 会長が俺の胸を精一杯押してくるが残念ながら離す気はない。 俺の片足を会長の足の間に固定し再度驚き一瞬力が抜けた会長の唇をわって舌を侵入させる 「な、や、ん」 まぁ今までタチだったからな。こんな襲われるシチュエーションになれてないのだろう。キスの合間に溢れる声が俺の耳を犯してくる。 食堂の連中は俺等の行為をガン見してくるが意外と柔らかい会長の舌が美味しくて離したくない。

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