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第21話
俺に甘えるように心は体を預けてくる。
可愛いなー。なんてもたえていれば勇気も鼻を抑えていた。
ちょっと鼻血は止めてほしい。
気持ち良さそうに目を瞑る心に気付かれないように勇気に手招きする
「鼻血はやめろよ?」
「わーだってー!心君みてよー野生動物が飼い狼になってこんなしあわせそうな表情鼻血ものだってーやばいってー今日俺誕生日だっけー?響サービス半端ないっす」
小声で注意を与えた俺に小声で興奮を伝えるといったなかなか高度なテクをみせる勇気に苦笑を漏らすしかない。
「響ー心くんのキス顔拝ませて」
まぁ、食堂のときから狙ってたからなー未だに頭は働かずただ食べるという動作を繰り返す心の顔をこちらにむける。
「心?キスしようか?」
カーっと赤くなる顔。もう何回もしてるのに言葉に出されるのが余程恥ずかしいらしい。
「たまには心からして?」
あんだけ気持ちよくしてあげたんだし、食堂からまたせてるんだし、俺と勇気のご褒美のために心にがんばってもらうことにする。
多分まだ頭は覚醒してないのであろう心は恥ずかしながらも恐る恐る顔をあげ俺に触れるだけとキスをしてきた。
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