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第25話
ーーーSide裕翔
会計様に会いに行くって言ったよね?
一人出て行こうとする響さんに付いていこうとしたら新垣くんに止められた。
正直言って僕は新垣くんが怖い。
響さんといるときは可愛いんだけどいなくなった途端ガラリと雰囲気を変えるから。
響さんは可愛い新垣くんに騙されてるのかな?全幅の信頼を新垣くんによせてるみたい。
「響は大丈夫なんだろうな」
「当たり前だしー響が襲われるわけ無いじゃん」
僕も流石に襲われるとは思わないけど、なんで会計様に会いに行ったんだろう。那珂川くんは何か知ってるのか新垣くんのその言葉に舌打ち一つし不機嫌そうに机につっぷした。
「なんで響さんは会計様に会いに?」
「知りたいー?」
「うん」
「でも、残念。君には教えられなーい」
やっぱり新垣くんは怖いニヤニヤしながら何かを試すような目で僕を見ている。
でも、何を試されてるんだろう?僕には分からない。そんな事をぐるぐる考えていたらどこから嗅ぎ付けたのか
「響ここにいるんだろ!同じクラスなんて知らなかった」
なんてでかい声で生徒会の皆様を引き連れて流が教室に入って来た。
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