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第26話
ーーーSide裕翔
「響は今はいないよー」
「あーお前昨日響と一緒にいたやつだなお前名前なんていうんだ!」
「なまえー?俺人間以外に名前教えたくない」
「人間以外ってなんだ?ここには人間しかいないだろ?猫でもいるのか?」
「ハハハ、マリモくん面白い冗談言うね」
「マリモくんて誰の事だ?」
明らかに流をバカにしてる新垣くんに生徒会の皆様が殺気立っている。
「響はいないから生徒会の奴等連れてどっか行ってきなよ」
生徒会の皆様をそんな言い方して大丈夫だろうか?なんて心配してたら案の定会長様が新垣くんに殴りかかろうとしている。
「危ない」
「大丈夫」
え?新垣くんに会長様の拳が当たる直前パスっと言う音ともに新垣くんの後ろから伸びた手に会長様の拳が止められた。
「凛くんおそーい」
「うるせぇいつもいつも響兄がいないときばっか呼びやがって」
「響がいないからボディーガード役なんだから仕方ないじゃーんそんなに響に会いたかったら部屋に来ればいいのに」
「やだね」
何が起きたか唖然としてる教室内。
なんで彼がここにいるのか?一年生にして全学年Fクラスのリーダーの雄心会の子息新垣凛。
て、あれ?新垣って
「新垣くん彼は」
「俺の弟兼ボディーガード」
「誰がボディーガードだ」
「響の言いつけどおり守りに来てくれる君は立派なボディーガードだ!その忠誠心はなかなか美味しいものがあると思う。どう?響と一発ヤラない?王様✕忠犬なかなかいいと思うよ!」
「響兄と俺で変な妄想すんじゃねぇ」
え、全然似てない
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