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第65話

ーーーSide奈央 なんで、どうして、やめて言葉にならない。 快楽のせいで全て喘ぎ声に変わってしまう。 腕は縛られ胸にローターをつけられ穴にはバイブが さっきあいつは部屋を出て行ったおかげでモーター音と俺の声しか部屋には音がない。 昨日会長と響のおかげで早く部屋に戻れて今日は誰を呼ぼうか考えてるときに勝手に部屋に入って来たあいつは俺の文句もきかずあっという間に俺の手を縛りあげベッドにくくられた。 文句を言ってる間に全ての服を脱がされ楽しそうな顔をして媚薬を飲ませてきた。 もうそこからわけが分からなくなるくらい玩具で攻められ、言葉で攻められ今は玩具をそのまま俺を放置していった。 誰か助けて。もう頭おかしくなるから。 どのくらい時間がたったのか。扉が開く音がして戻ってきたのさ案の定新垣だった。 「奈央くん気持ちいい?」 「もう、やだ」 「泣いちゃった?かわいい」 頭を撫でてくるその手が思ったより暖かくて変な気持ちになる 「奈央くん?どうしたい?」 「外して」 「外していいの?」 「もう、やだ」 「仕方ないな」 漸く解放される。なんでこんな目に俺があってるんだ。皆が仕事をせず遊んでたときも一人頑張ってたのに。なんで俺がこんな目に 漸く解放された体が温かいものにつつまれる。 「怖かった?」 「うん」 涙が止まらない。俺をこんなにした本人なのにその温もりが心地よくて離れようとは思えない 「奈央くんは可愛いね」 ゆるゆるとその手で頬を撫でられる。 「奈央くんごめんね」 「謝るならするなよ」 「だよねーごめんねーもう近寄らないからさ」 その言葉と同時に離れようとする新垣の腕を思わず引き止めてしまった 「あー奈央くんバカだねせっかく逃してあげようと思ったのに」 重ねられた唇は意外にも嫌じゃなかった。

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