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第66話

勇気の言ったとおり副会長達はちょうど食べ終わる頃にやってきた 「お、これで生徒会復活か」 気まずそうな生徒会の連中の頭を一人ずつ撫でてあげる。 「仕事しな」 全員席に座らせ仕事を促す。 俺はソファに座りその様子を伺うだけ。 だって皆いるんだったら俺手伝う必要ないしな チラチラこちらを伺う視線を多数感じるがきにしない漸く仕事が終わったんだからゆっくりしたいし。 皆が仕事に集中しだしたところで俺は生徒会室をあとにした。 そろそろさ心も拗ねてるだろうし。 奈央も心配だし? 勇気に電話をかける。 「奈央は大丈夫?」 「奈央くんおちたよ」 「ほどほどにな」 本当に勇気はよくわかんない。 「かわいいよね奈央くん」 「あぁ」 「もらっていい?」 「奈央がよければな」 「じゃあたまのご褒美に響を準備する」 「なんだそれ」 「だってたまには玩具じゃなくて本物がいいでしょ」 「奈央にきいてくれ」 自分でやればいいのに、いや、それはないか。 今まで未使用ってことは勇気は気にしてんだろうから 「響、ボクは大丈夫」 「あぁ」 ボクね、久々に勇気のそれを聞いたよ。

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