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第68話
ーーーSide勇気
あーあ響寝ちゃった。
というより気を失ったのか?
「会長ー昴を抱っこしてー」
今にもマリモくんに殴り掛かりそうになっていた会長に昴を任せマリモくんや昴信者を連れて寮に戻ってきた。
「そっちの部屋に寝かせてあげて」
会長に昴をベッドに運ばせイライラしながらマリモくんをみる皆をなだめる。
「新垣、お前何考えてる」
本当風紀委員長は俺の事一番に嫌いだよな。
双子やワンちゃんはともかく副会長は響は手出してないはずなんだけどねまだ。恋い焦がれるように響の自室に繋がる扉をみつめている。
奈央は響と俺両方を心配してるのかな?
心くんは相変わらずマリモくんにらんでるし裕翔くんも心配そうに響の部屋を見つめてる
「別にーあのままだったら騒ぎが大きくなりそうだったからここに来ただけ」
「お前がそんな事気にするたまかよ」
風紀委員長は辛辣すぎないかな?俺のおかげで響の側にいれるのにさ
「またまたー俺は響の為にしてるのにー」
響をベッドに寝かせた会長がリビングに戻ってきた。
「新垣お前また響を縛るのか」
一番付き合いの長い心くんがそんなこと言うもんだから一斉に俺に視線が集まる。
マリモくんもやけに大人しいのが気になるが
「なんのことー?」
心くんの言葉の方が気になる。
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