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第69話
ーーーSide流
最初この学園に入学してきたときに昴が俺の運命の人だと思った。
皆に愛される。そう周りからは言われてきた俺はそうだと疑いもせずに今まで生きてきた。
案の定皆俺を好きになった。昴も楓も皆の人気者が俺を好きだと言ってくれる。
それも響が現れてから変わった。
皆俺から離れていった。
それでもよかった。
昴より響が欲しいと思ったから。
でも響は俺に見向きもしない。
響は昴をみてる
同じ髪色に同じ瞳の色をもつ本当の俺なら響も昴じゃなくて俺を見てくれるかもしれない。
勇気の言った言葉に変装を解いてみせても響はなんの反応もみせなかったどころか何故か昴達がいて響は気を失った。
なんで。昴なんだよ、あんなの俺の真似してる偽物じゃないか!
「また響を縛るのか」
心が言った言葉の意味が分からない。
勇気はその言葉でさっきまでの可愛い雰囲気がガラリと変わった
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