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第80話

ーーーSide碧 狂ってる、コワレテル この言葉を聞いたのはあの日の後。 その時は意味がわからなかった言葉だが 「響ーちゅーしてー」 「はいはい」 一ヶ月姿を消していた二人が戻ってきてからずっとこの状態。 新垣が響から離れようとしない。 響が俺を目にいれない。 俺だけじゃない俺より長い間関係をもっていて那珂川も、響が気に入ってたバ会長すら響の目には入らない。 ところ構わず新垣は響にくっつきキスをせまっている。 教室だろうがお構いなしだ。 誰も何も言えない。 口を出そうとすれば新垣の狂気がこちらにむけられるから。 響 その名さえ口にだすことさえ許されなくなった。 「委員長あれいいんですか?」 あの問題児のマリモが大人しくなったのに響達の狂気のせいでこの学園は妙な空気につつまれている。 変装をといた響にたくさんの奴等が惹きつけられていたせいだ。 誰もが望む響がただ一人そいつの為だけに動いている。 「どうも出来ねぇだろ」 あいつの弟でさえどうも出来なかったんだから 「理事長がよんでいる」 響が帰って来て3日後の事だった。

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