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第83話
兄上に呼ばれて来たのは会議室。
そこには昴や生徒会、碧や心、凛、そして壱さんがいた。
久しぶりに見たな壱さん。
最近会いに行ってなかったしね。
「久しぶり兄上」
「元気か?」
「うん」
「隆ちゃん」
「勇気も元気そうだな」
まぁ、体はね?
全部知ってるんだろうな兄上は
「響、何か言うことはないか?」
「んー?」
「勇気は?」
「なにもー?」
何もないよ。何も。
なんで昴達が泣きそうな顔してるかもわかんないし、壱さんが怒ってるのかもわかんないし
「響」
「んー?」
「勇気は暫く俺が預かる。もちろん聖也さんにも許可はもらってる」
「え?」
なんで?勇気を俺から奪うの?
「やーだー、ボク響といるー」
こんなに俺を必要としてる勇気を俺から離すの?
「りゅ、う兄ちゃ、ん?」
「お前がそう呼ぶのは久しぶりだな」
笑い事じゃないよ?分かってるでしょ?
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