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第86話

ーーーSide勇気 皆にこんなに愛されてるのにさ。 響ってバカだよねボクに縛られて。 もう小さいままだった俺はいないのに 響はバカだ。 違うか、一番のバカは俺だよ 「隆聖兄ちゃん、俺学校は?」 「勇気はどうしたい?」 「んー、今は行きたくない」 「そうか」 俺にとってもお兄ちゃんみたいなもの。 隆聖兄ちゃんは昔から俺等を見守ってくれてた。 限界なんだよね、響じゃなくて俺が。 「じゃあ行こうか」 「その前に。勇気の口から皆に説明してあげなさい」 「えー」 嫌だったからさり気なく出ていこうとしたのにだめみたいだ。 「何ききたいのー?」 「今度こそ全部だ」 そっか、凛くんも詳しい事知らないもんね 俺と響の約束 二人で結んだ幼い頃の約束はこんな歪になりながらも守られている。 それももう終わり。 これ以上響に負担をかけれない 双子くんやワンちゃんは関係ないけど。 唯一俺を心配してる奈央くんには悪いことしたしね? 奈央くんがまさか、俺を気にしてくれるなんてね。でもね、響に惚れるより俺に惚れる方がもっと不毛だからね。 それは遠い遠い昔の話。

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