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第100話

次の日から変装をまたやめた。 教室に向かえば色んな視線がむかってくるけど気にしない。 あー、やっぱり怒ってるよな? 「しーん?」 こっちを見ようともしない心。 「怒ってる?」 「な、んで」 「ごめんねー?」 泣きそうになってる心。 久しぶりに真正面から見たその顔はやっぱり可愛くて 「心、おいで」 心を連れて教室をでる。 大人しくついてくる心は涙を流さないように必死だ。 近くの空き教室に入って心を抱き締める 「ごめんね?」 「おれは、響が元気になってくれたらそれでいい」 「可愛いよ。今日部屋においで?」 コクリと頷いてくれた心にそっとキスをする。 「もう、心配しないで?」 「わかった」 犬みたいだな。 思わずわらってしまえば心にキスをされる。 深い深いキスだ。 俺は大分傷付けた心を甘んじて受け入れる 「もう、離れるな」 「んー?わかってるよ」 その後離さないとばかりに俺を抱き締める心と二人で昼休みまでそこにいた。

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