103 / 359
【第11話】そうだったのか、胡桃沢家(9)
幾ヶ瀬は有夏の短パンを下ろすと、大きくなったそれを握る。
有夏が切なげに呻いた。
「有夏……今日はこうしよ」
もう片方の手で、幾ヶ瀬が自身のモノを持つ。
「幾ヶ瀬? ヤだっ、挿れてっ……んっ!」
肉棒同士を擦り合わせる。
「そこじゃ、なくて……うしろっ、挿れ……あぁっ」
容赦ないスピードに有夏もビクリと身体をのけぞらせる。
「あり、かっ……明日に体力、残しておかなきゃ、ね」
互いの汁が幾ヶ瀬の手の中でベトベトと絡み合う。
滑りが良くなるにつれ、2人は押し黙った。
漏れるのは激しい呼吸と、濡れた肉が擦れあう音だけ。
「ありかっ、きもちい……俺、もうっ……」
「ふぁっ……やあっ! いくせっ、イキたくないっ」
圧し掛かる男の首筋に両腕を回して有夏が首を振る。
ともだちにシェアしよう!