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【第13話】焦らしたあげく禁断のアブロマンス、なんてプレイを(4)
「ヤっ、そこっ……動かすの……」
「ここ? 嫌じゃないでしょ?」
内側から性器をこするように指を動かすと、有夏は反射的に腰を引いた。
「駄目。逃げちゃ」
上体を使って彼の背にもたれかかり、その動きを封じる。
指は有夏のナカで暴れたまま。
「で、百華お姉さん? 用は何だったの?」
「ん、ちがぁっ……来たの、はっ、響華姉。百華、姉はっ……ペ、コちゃ……預けた、だ、け……たぶん、家には、山ほどの……ペコ……」
途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
這い上がる快感に抗うことができず、自ら腰を前後に揺らす姿。
「響華お姉さんって1番上の?」
「に、ばんめっ。せっかくソウジしたのに……玄関で帰ってった。おみやげ……コレ、渡しにきた、だけって……」
コレと顎で指したのは胸まで捲れたTシャツだ。
条件反射のように幾ヶ瀬が顔をしかめた。
有夏が着ていた──いや、辛うじてまだ着ているTシャツは、前面にそれはそれはリアルなゴーヤのイラストが描かれていたのだ。
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