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【第13話】焦らしたあげく禁断のアブロマンス、なんてプレイを(5)

「ゴーヤねぇ……沖縄かな? ひょっとして有夏が着ている変な…変わった……個性的な柄のTシャツって、みんなそのお姉さんのお土産?」 「ん、そう。響華姉……あっ、いつも……んぁぁ、いくせぇ……」  入口をもぞもぞと触られる感触に、有夏の声が高くなる。 「フラれるたびに……旅にでて……おみやげ、あっあっ、ムリ! そんなに……」  3本目の指がゆっくりと侵入する。 「だぁって有夏。ちゃんとココ、柔らかくしてあげないと。俺の挿れた時、有夏が辛かったら嫌だもん。ナカ、もっとトロトロにしとこ、ね?」  言葉と共に指がゆっくり抜き挿しされる。 「そこ……いくせっ」  シーツを握り締めて、肩を震わせて。 「何だ、用事ってそれだけだったんだね。でも有夏の部屋、掃除出来て良かったよ。気になってからねぇ」  うん、と言いたいのだろう。有夏が呻き声をあげる。 「いくせ、も……いいから。おまえの……はや、くっ」 「俺の何? どうしてほしいの?」 「ひゃあっ……あっ! んん……」  後ろから首筋に息を吹きかけると、腰がガクリと震える。 「有夏? こんなんでイッちゃ駄目だよ? ん? 先走りかな」 「はぁぁ……ぁっ」  この恰好、有夏の顔が見えないからなと呟いてから、幾ヶ瀬は身体を少しずらせた。  ゆっくりと指が引き抜かれる。

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