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【第17話】『閲覧履歴に基づくおすすめ商品』は人物の内面を完全に晒す(13)

 今度こそ幾ヶ瀬の性器が圧し挿ってくる。  先程は途中で阻まれたそれだが、今度はずるりと奥へ引きずり込まれる。 「ありかぁ、指と舌と……それからコレ、でしょ?」 「ん……うんっ……」  小刻みに奥を突き、それからゆっくり引き戻す。 「有夏のココ……俺以外、挿ったこと……ないもん、ね」 「うるさっ……んなことぉ……」  ともすれば崩れ落ちる膝を、腰を持って支えてやる格好で幾ヶ瀬は身体を前後に揺らした。  入口あたりを激しく擦り、それからまたゆっくりと奥へ向かう。 「俺の、は……今で何回挿ったかな」 「あぁん……しらな……」 「ほんと、今まで何回シタか数えときゃよかっ……。タイムマシンがあったら、高校ん時に戻ってちゃんと数えとくように言って……」 「すごい発明を……んなコトに? バカがっ」 「うん……」  内部をかき回すように腰を大きく回しながら、有夏の奥へ。  何度も腰を揺すって、根元まで深々と突き立てる。  有夏の名を呼ぶ声が掠れた。

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