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【第42話】お風呂をめぐるあれこれ(表)(2)

「放せ、オバケじじぃ!」 「ひいいっ!」  「お風呂」がなくなって「オバケ」と「じじぃ」というどうしようもない二単語が残った。  しかしオバケじじぃこと幾ヶ瀬は「じじぃ」に腹を立てるよりも、「オバケ」という単語に悲鳴をあげる始末で、より強くしがみついてくる。  「幽霊」は怖いけど「オバケ」なら平気、なんてことを言っていたのは幾ヶ瀬であったか。  ガチな感じのソレに対して「オバケ」はどこか可愛らしく、キャラクターめいた印象を受けるのだとかなんとか。 (たしか学校配信ホラー回でヤツがそのようなことを口にしていたような気がするが、例によって作者は覚えていない。最近いろんなことを軒並み忘れるようになった!)  しかし今の幾ヶ瀬ときたら「オバケ」でヒィヒィと悲鳴をあげているではないか。  対処のしようがないと有夏は腕を組んだ。  だが、有夏は有夏でまた悪いクセが出ている模様。  神妙な様子で俯いたものの、その口元はニヤッと歪んでいる。

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