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【第42話】お風呂をめぐるあれこれ(表)(11)

「有夏も脱い……」 「はいはいっ。幾ヶ瀬、先入れっ!」 「えっ、ちょっと、有夏も一緒に……」  急に慌てだす幾ヶ瀬の背中を押して風呂場に放り込むと、有夏は容赦なく扉を閉めた。 「あっ、何で!? 開けてよっ! 有夏も一緒に入ってくれるって言って……あぁもぅ! 案の定だよ! これで三犯だよ。四犯かもしれない。ちょっと? 開けて! 開けてぇぇ!」  背の高い成人男性が子供のように喚きながら風呂の扉を叩く様が、すりガラスにシルエットとなって映る。 「あひゃひゃひゃ……シャワーひねったら血が出るからやってみ」 「ひぃぃ……」 「ほぉら、後ろに誰かいる!」 「あひぃぃぃ……」 「足元に長ぁい毛があるよ!」 「ひゃあぁぁぁ……」 「ユウレイ!」 「きゃあああっ!」 「オバケ!」 「ひぃあああっ!」

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