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心から6
そのまま三本目も入り、真琴の感度はどんどん上がっていく。
赤い顔をして息を荒げる真琴に、俺はキスを落とした。
「真琴。一回、イクか?」
「…っ、いい…から…っ」
止めるように俺の腕を掴むと、潤んだその瞳で此方を見上げてくる。
「もう、いいから…。奏一の、いれて…」
「…っ!」
そこまで言われて堪えられるほど、余裕はありはしなかった。
すぐに下を脱ぎ、ゴムを付ける。
その間も気が急いてしまう自分に呆れてしまう。
初めてのガキじゃあるまいし、こんな取り乱してどうするよ。
「…真琴、挿れるぞ…」
「っ、ぅん…」
足を抱えゆっくりと腰を押し込めば、息を詰めた真琴が苦しげに眉を寄せる。
そんな真琴を慰めるように唇を重ねた。
ついばむようなキスをしていると、徐々に真琴の体から力が抜けていく。
「っ、平気か…?」
「ふっ、ぅ…、だ、大丈夫…」
やばい。この真琴、エロすぎるって…。
いつもは天真爛漫な自由人が、こんな姿を俺の前でしていると思うだけで結構くる…。
可愛くて、エロくて、愛おしくて…。
マジでこんなん、反則だろ…。
ゆっくりと腰を動かし始める。
仰け反ったことで突き出される形になった胸に指を這わせた。
両方の乳首を指で挟み込めば、真琴の口から甘い声が上がる。
「あっ、ゃ、ぁあ…っ、んん…っ」
「……これ、あんま、長くもちそうにねぇかも…」
情けないことこの上ないが、真琴のこんな乱れた姿を目の前に耐えられる気がしない。
頬を伝った汗を乱暴に拭って、俺は邪魔な前髪をかき上げた。
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