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ゆるふわ夏祭り!(6)
むむむむむっ。おやぁ?
ややっ!これはっ!
……おかーさーん!
何となく分かってはいたけど、僕一人じゃ浴衣着れない……。
そして!頼みの綱のお母さんは、今日も仕事でお出かけ中……。
これはもうっ!頼るしかない!
もう服脱いじゃってパンツしか穿いてないから、窓の外出られない。
秘密兵器ろーんぐマジックハンドでゆーたの部屋の窓つんつくつん。
「何とまり……ちょっ、分かったっ、分かったからそれ以上外に出てくるなよ!」
さすがゆーた。僕何にも言ってないのに、このカッコ見て察してくれた。
びしっとお着替え済みのゆーたが屋根を越えて僕の部屋に来てくれた。
「ゆーたカッコいー!」
紺地のシンプルな浴衣。やっぱりゆーたは何着ても似合うなあ。
思わずむぎゅって抱きついてキスしちゃう。
んん……おやおや、これはいけませんなぁ、こんなところから手が中に入っちゃいますよ。
「はぁっ、んっ、だめだぞとまりぃっ……!」
ふふ。ゆーたったら声がエロい。
浴衣の袷から手を入れて乳首つまんだら、顔真っ赤になっちゃった。
パンイチに浴衣を羽織っただけの僕は、ゆーたをベッドに押し倒してすりすり抱きついて足絡めちゃう。
んふっ。勃ってきちゃった。
だってゆーたのきゅっと小さいお尻に押し付けてたら、そりゃ勃ちますわな。
しかたないってもんですわ、こりゃ。いや失礼。
「とま、り、止めてくれないと浴衣着せてやれないぞ……?」
むむっ、ゆーたが抵抗してきた。
ゆーただって勃ってるくせにー。分かってるんだからね?
んー。でも浴衣着たいから今はえっちはお預けってことにしとこう。
「ん!」
僕はにっこり笑って起き上がると、両手を広げた。
「ふぅ……まったくもうとまりは、いきなりだからなぁ」
ふふ。赤くなった顔を手で扇いで冷ましてる。
「これが浴衣か?とまりらしくて可愛いな」
浴衣を見たゆーたはにっこり笑顔。てへ。照れちゃう。
「ねぇねぇ、着せてよぉ。お願い」
「じゃあ、そこに立ってくれるか?」
「はーい!」
てきぱきてきぱき、ゆーたはあっという間に浴衣を着せてくれた。
「おぉっ?おおおおぉっ!かーわいー!」
「似合うよとまり。すごく可愛い」
色素の薄い僕の髪と、浴衣の水色がよく似合ってる。
ゆーたも喜んで……わわっ。
ゆーたに急にベッドに押し倒されたよ。
またゆーた、顔が赤くなってる。
「ご、めんとまり。とまりが予想以上に可愛くて、俺が我慢できない……しよ?」
熱々なキスが降ってくる。
もー、ゆーたったら。もー。えへへ。
僕の上に乗ったゆーたのお尻を掴んで、蕾の辺りを指でぐりぐりしてあげたら、
「んっ、やっ、焦らすなよとまりぃ……」
えっちなゆーたの出来上がりー!
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