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八光さんじゃない蜂蜜★
有がそれを目にして大貴を振り返る。
「ちょお、何? あれ」
「え? 何って、ハチミツやん」
月亭八光ちゃうで、と全くウケる気もなく呟いて(もちろん有も完全スルーだった)、大貴はハチミツを手にした。ぐっとボトルを押すと、金色の輝く液体がトロトロと大貴の掌に落ちてきた。
「……それ使うん?」
「おん。有、こっち向いて」
有は不安げにシンクを背にして、こちらを向いた。大貴は片手で有の首の後ろで結ってあったエプロンの紐を外した。はらりとエプロンがはだけて上半身が露わになる。掌いっぱいのハチミツを有の胸の突起を中心に擦りつけた。両親指で突起の先端を弄ると、再び有が声を上げ始めた。
「ん……あっ……」
大貴はそのねっとりとした有の突起にしゃぶり付いた。舌の先でゆっくりとじっくりとハチミツを舐め取っていく。時々舌の先を使って、緩急をつけて貪った。
「はあ……あっ……」
有の熱い息が徐々に荒くなっていった。シンクで体を必死に支えて、仰け反りながら喘ぐ有に突起を執拗に攻めながら声をかける。
「有……乳首だけでこんなんなってるん?」
「あっ……だって……」
「有の体はエロいなぁ。ほら、見てみぃ。有の、めっちゃでかくなってんで」
そう言って、右手を下へと滑らせ、エプロンの中へ手を忍ばせて、有の自身をぐっと掴んだ。びくり、と有の体が波打った。
「あっ、あっ、ヒロ……そんなん、せんといて……」
「なんで?」
「だって……そんなんされたら……」
荒い息のまま有が潤んだ瞳で大貴を見つめた。
「我慢できひん……」
今の大貴の顔は、きっと歓喜に満ちた満面の笑顔に違いない。大貴の思う通りに有が動く。現実の有なら決して言わないであろう、大貴が有に言わせたい、大貴の征服欲を満たす言葉を惜しげもなく吐き出す。有にもっと何か言わせたくなった。
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