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あいつをめちゃくちゃにしたい★

 有の自身を掴んだ手を乱暴に扱く。同時に突起も攻めつつ、有に再び声をかけた。 「これ、我慢できひんの?」 「あっ、んっ、ヒロっ、あかんて」 「あかんの?」 「だって、そんなん、ずっとされたら……あっ、やっ……ややってぇ……」 「嫌なん?」 「んっ……だって……あっ、やっ……そんな強うせんといて……」  嫌々と首を振って快感に耐える有が可愛くて仕方ない。  いつまででも続けていたかったが、大貴が限界だった。早く有の中へ入って快感を得たかった。 「有……どうして欲しいん?」  聞かなくても有が言う言葉は分かっているが、その答えを聞きたくて大貴はわざと質問する。  有が大貴の首に腕を回してきた。軽く大貴にキスをする。そっと唇を離すと、愛情に飢えた犬のような瞳で大貴を見つめた。 「ヒロの好きにして」 「……俺の好きなようにしていいん?」 「おん。ヒロにめちゃめちゃにして欲しいねん」 「……めちゃめちゃにしてええの?」 「ええよ。ヒロにやったらして欲しい」 「なんで……?」 「だって……」  そう言って、なかなか動かない大貴に焦れたように体を密着させて、有が囁いた。 「俺は、ヒロのやから」 「はい、後ろ」  間髪入れずに有に後ろを向かせて、腰をぐっと引き寄せた。有が両手でシンクを掴み、尻を突き出した。有の体に残るハチミツをすくい取って、有の孔の周りへ塗りつける。ぴくりと有の体が反応した。 「もう挿れるで」  そう言って、大貴は有の尻を自分の体にあてがい、一気に挿入した。ぐっと奥まで入った感触がしたと同時に思い切り腰を揺らし始める。 「んあっ……」  有が声を上げて背中を反らせた。その背中のラインがぞわぞわと大貴の興奮を刺激する。大貴は両手で有の尻を鷲づかみにして、腰を激しく打ち付けた。 「はあっ……あっ……うっ、あっ……ヒロ……」  この世界で有と交わるようになって気が付いたことがあった。挿入時に男同士だと面倒な処理が必要だったりするが、有とはそれをしなくとも問題なく抱き合えた。大貴が好きな時に、好きなタイミングで挿れることができた。  本当に大貴のご都合主義な世界だった。大貴がしたければ、指で解す行為もできたし、有もそれに応じて反応する。処女のようなプレイがしたければ、有も初めてされたかのように、恥じらいながら痛さに耐えるような表情もした。  俺の世界、最高や。  その夜、大貴は自分の欲のまま有を抱いた。有の望み通り。大貴の望み通り。有が、めちゃめちゃになるまで。

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