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はじめては先輩7
「っ、んぅ、…んんっ」
何か言おうとする陽彩だが、唇を塞いで胸を触り続ける。
小さな蕾が愛らしくて、指にも馴染んだ。
自分が大きい胸に興奮できないのは分かっていたけれど、まさか陽彩の可愛らしい胸にここまで煽られるとは…。
ずっとし続けているキスは大分深いものになっていて、陽彩の体はくたっと脱力しつつある。
そっと唇を離し、赤らんだ陽彩の顔を見下ろした。
ぼんやりとしているその表情がひどく色っぽい。
堪らず首筋に唇を押し当てると、陽彩は「ぁ、ん…っ」と声を漏らす。
その甘い喘ぎにズクリと中心が疼いたが、陽彩はすぐに両手で口を押さえてしまった。
「…陽彩。なんでそんな声我慢する」
「っ、だっ、て…」
「だって…?」
聞きながらトレーナーを上へ捲り上げ、乳首に舌を這わせる。
それに体を震わせ堪えるように太腿を擦り合わせる陽彩は、震える声で言葉を続けた。
「だ、だって…っ。声、聞いたら…、気持ち悪いと、思って…っ」
「なんで。そんなわけないだろ」
「で、でも…」
あくまでも声は出したくないらしい。
その様子を眺めていた俺は、余計に声が聞きたくなった。
啼かぬなら 啼かせてみせよう ほにゃららを…ってやつだ。
「そ、それに…っ、先輩のお母さんたちがいます…っ」
「あ」
その指摘に、そういえば家族がいることを思い出す。
なんだ俺。
がっつき過ぎて、陽彩より冷静さなくなってるじゃないか。
恥ずかし過ぎだろ…。
「陽彩。これ、噛んでな」
「っ、は、はい…」
トレーナーを陽彩の口元まで持っていき、口に入れさせる。
陽彩は素直にはむっと咥え、恥ずかしそうに身を捩った。
自分でやらせといてなんだが、エロ過ぎてやばい。
それに俺に従順な陽彩が、可愛くて仕方ない。
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