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はじめては先輩8
「陽彩…」
かわいい。
どうしようもなく、かわいい。
自分が陽彩に対し、こんな風に感じるなんて思わなかった。
でも今は、ただただ愛おしいという気持ちでいっぱいになる。
陽彩に、気持ち良くなってもらいたい。
もっと、乱れている姿が見たい。
「ふっ、ぅぅんっ、んん…っ」
トレーナーを噛んだまま、陽彩がくぐもった喘ぎ声を漏らす。
俺は再び乳首を口に含み、這わせていた手を下へと移動させていった。
舌で転がすように舐め、偶に唇で挟み軽く引っ張る。
ちらりと上を見れば、陽彩が息を荒くして必死で快感に耐えていた。
本当は未知の感覚に逃げ出したいのだろう。
それでも俺を拒絶しないように、健気に大人しくし続けている。
その姿が、どうしようもなく愛おしい。
陽彩のズボンに手をやる。
身を震わせる陽彩にキスを落として、ゆっくりとズボンを脱がせていく。
華奢な脚から抜き取り、下着だけになった下半身に視線を向けた。
白く綺麗な肌が露わになり、ひどく胸が高鳴る。
まるで中学生のような自分に苦笑いが溢れた。
そっと指を這わせた右足がピクリと震える。
足首から脹脛 、膝、太腿を撫で上げれば、陽彩はキュッと足を折り曲げて俺に縋るような視線を向けてきた。
「ん。どうした?陽彩」
その口に咥えたトレーナーを取ってやると、陽彩は「はぁっ」と熱い吐息を吐き出す。
「あ、あのっ…、おれ…っ」
「うん」
「こ、こういうこと、何も、分からなくて…っ。どうすればいいのか…」
「…陽彩、大丈夫だ。陽彩が俺を受け入れてくれれば、俺は十分だから。でも嫌だったら言えよ?気持ち悪かったり、痛かったりしても」
「っ、お、おれは…」
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