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はじめては先輩9
服をキュッと握りしめて、陽彩は顔を赤らめる。
そして次には羞恥に耐えられなくなったのか、俺に抱きつき、ぐりぐりと胸に顔を埋めた。
「っ、陽彩?」
「……ぃ、です」
「え?」
「せ、先輩に触られて、すごく、……きもちぃ、です…」
「!」
こいつは、どうしてこんなに…。
その小さな体を抱きしめて、大きく息を吐き出す。
それを溜息だと勘違いした陽彩が心配そうに顔を上げた。
すかさずその唇を塞いで、深く口付ける。
そして下着の上から陽彩の中心を撫でた。
震える体をかき抱き、やわやわと揉み始める。
「んっ、んんっ、ぁ、ん…っ」
甘い喘ぎを飲み込むようにキスを続ける。
体が熱くて熱くて仕方がなかった。
内腿に唇を押し付けて、強めに吸い付く。
由利子さんや母さんに絶賛されるだけあって、陽彩の肌は見惚れるほど綺麗だ。
「ぁ、っ、いた…っ。な、なに…?」
「ん…、悪い。跡つけた」
「あ、と…?」
「うん。俺のものって印」
赤くなったそこを優しく撫でると、陽彩は顔を真っ赤にさせる。
初 だ。初過ぎる。
もしかして陽彩、AVとかもろくに知らないんじゃ…。
「せん、ぱい…?」
「!」
名を呼ばれて我に返った。
今は考え事よりもこっちだ。
そう思い直し、また内腿に今度は軽くキスをする。
「陽彩。下着も脱がせてい…?」
「っ、ど、どうぞ…」
視線をうろうろ彷徨わせながら、消えそうな声で陽彩は答える。
わざわざ聞くのは可哀想だっただろうか。
そんなことを反省しながら、ゆっくりと両足からパンツを抜き取った。
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