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第28話

「ああっ、先生」  舟而が寝間着の胸元を開けて、桜の花びらのように色づく胸の粒を口に含むと、白帆は強くて甘い感触に跳ねるように背を浮かせ、舟而の髪をかき混ぜるようにしながら頭を抱いた。 「ああ、ああ、先生……」  白帆は蜜のように甘くとろりとした声でねだった。 「もっと、もっとしてください」  胸をされて、どうして腹の底が痺れるのか、腰を揺すりたくなるのかわからないが、白帆は舟而の腰へ片足を絡げ、素直に擦り付けていた。 「こういう積極的なのは嬉しいよ」  舟而は目を弓形に細め、反対側の桜色の実も口に含んで、舌先で転がした。 「ああっ! 変になっちまう」  白帆が喉を晒して仰け反る姿に、舟而は片頬を上げた。 「変になっちまえ」  舟而は視界に入る白帆の肌すべてに唇を押し付けながら、白帆の寝間着の細帯を解き、裾を開いて、下帯の隙間から手を忍ばせると、蜜を零しているものを掴みだした。 「あっ、先生。…………あああああっ!」  口に含まれて、白帆は踵で敷布を蹴った。舟而は許さずしつこくして、白帆は甘く尾を引く声を上げながら腰を震わせる。  根元まで舟而の熱い粘膜に覆われ、舌が柔らかく押し当てられる。 「ああ、ああ、いけませんっ。先生、離してっ」  舟而は白帆の言葉に逆らって、舌で形を辿り、先端を舌先で抉った。 「はあんっ、やっ、ああっ」  白帆は困ったような、泣きたいような表情を浮かべているのに、舟而へ向けて己を突き出すことを止められずにいるようだった。  舟而は白帆の茎を手で包んで扱きながら、唇の輪とぬめる舌と口内の粘膜で一気に責め立ててやった。 「あ、あ、先生っ、せんせいっ」  白帆は舟而の口の中ではじけ、背を反らせてびくびくと震えた。舟而は白い蜜をごくりと飲み下し、余韻でまだぼんやりしている白帆へ、濡れた唇で笑い掛ける。 「お前と一つになってもいいかい」 「はい」  頬を紅潮させて頷く白帆の頬に接吻し、下帯を取り去った。真珠のような肌が宵闇に光る。枕元に置いていた瓶を手に取って傾け、ゆっくり垂れてくる香油を白帆の脚の間に塗りつけた。 「んっ」  僅かに白帆の身体に力が入って、舟而は柔らかな声を出した。 「大丈夫、無理はさせない。ゆっくり大きく呼吸をしなさい」  頬へ接吻してあやすと、白帆は表情を緩め、また少しずつ官能に飲み込まれていく。 「ああ、先生。……っ!」 「ゆっくり息を吐いて。あんまり締め付けないでおくれ」  香油を塗りこめながら掻き回すように撫で、さらに深く差し込んで腹の内側を探る。見つけた膨らみをそっと撫でると、白帆は鼻にかかった悲鳴を上げた。 「はあああんっ!」  脳天へ抜けるような刺激に全身を硬直させ、ゆっくりと弛緩させる。何が起きたのかと瞳を左右に動かす白帆に、舟而は笑い掛けた。 「気を()ったんだよ。男はここで気を遣ることができる」  教えながら指を増やして擦りあげた。 「ああっ、んっ、んんっ」  白帆は甘い声を出しながら、首を左右に振った。 「先生……っ、先生と、一緒になりたいです」  舟而は白帆の手に、自分の細帯の端を掴ませた。白帆は細い指で舟而の帯を解く。舟而は自ら寝間着を脱ぎ捨てて、白帆の身体を引き起こすと、自分の膝の上に向き合って座らせた。 「お前さん、自分で入れてごらん」 「えっ」 「初めてだろう。強引にされるより、自分で導くほうがいい」  舟而は下帯を外して、そそり立つものを白帆の手に握らせる。白帆は息を飲んだ。 「火傷しそうです」  白帆は大人の男の逞しさを恐る恐る手のひらに包み、渡された香油を塗り付けながら、全身を熱くして、その熱は舟而の昂奮をさらに煽った。 「来ておくれ、白帆」  上擦った声で請い、細い腰を掴んで導く。白帆は舟而の肩に掴まりながら、ゆっくり腰を沈めていった。 「んっ、ああっ!」  顎を上げ、仰け反る白帆を舟而は抱き締めて支えた。肩や頬に接吻を繰り返してあやし、ようやっと根元までつながった。

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