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変化_17
男達は声を高らかにして笑う。
「どう見たってβのくせに何言ってやがる」
「よくβと間違われるけど正真正銘Ωだよ。どうせならそんな言う事聞かないΩより、俺みたいな従順なΩ抱いてみない?」
何でもいい。とりあえず水野を男達から引き剥がす。
俺一人になれば何とか振り切って逃げたりもーー。
「Ωねぇ……ふーん……」
一人の男が興味を持ったようで輪から外れて俺の目の前に立つ。
その瞬間、ゾクッと下腹部が疼いた。
「ぁ………」
マズい、これαのフェロモン………コイツ、上級αだ……。
「へぇ、本当だ。この子Ωだ。俺のフェロモン効いてる」
「…っ………へへ、だから言ったじゃん…?」
これ思ったよりヤバい……俺、発情期近かったから尚更……。
「上級αってのは便利だよな。フェロモンでΩの発情を誘発出来んだからよ」
「まあね」
男達の会話からも間違いないらしい。
「へえ、案外色っぽい顔すんじゃん?」
また近付いてきた別の男が俺の顎を掬って顔を覗き見る。
「………ど、う?俺の相手、してくれる…?」
「折角だからな。お前も仲間に入れてやるよ」
お前も?それじゃ、ダメだ……全員引き剥がさないと。意味がない。
「どーせ、なら…全員まとめて相手してよ?」
「はあ?俺達四人とも相手するって?お前が?」
「そ……俺、そう言うの興奮するから…俺だけ皆で犯してくれんならサービス、するよ?そっちの奴より全然楽しませてあげられる自信あるんだけどなぁ……だめ?」
身体熱い……頭くらくらする……。
それだけじゃない。後ろが濡れ始めてるのが自分でも分かる………。
「ふーん………いいんじゃない?」
渋る男達の中で上級αの男だけが楽しそうに肯定の意を示した。
「え、けどよ……」
「良いじゃないか、楽しませてくれるって言ってるんだし。ねえ?」
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