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第六章・8

 夜、自宅で都は呆然としていた。 「雄翔と……、エッチしちゃった……」  これ以上深入りするとマズいよね、なんて思ってたはずなのに! 「まさか、ホテルに誘ってOKしてくるなんて!」  違う。 「まさか、童貞捧げてくれるだなんて!」  違う。 「僕のこと、淫乱だって呆れると思ったのに!」  違う。  全部、自業自得。  全部、僕のせい。 「僕、ホントのホントに雄翔のこと好きになっちゃった……!」

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