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⑫ツンデレ彼氏が甘々なんですけど ─雷─④※

 あったけぇ口ン中で、俺の中指が迅のベロで犯されてる。  指をチン○に見立ててしゃぶるから真似しろなんて、どんなヤリチンでも思い付かねぇ奇策過ぎんだろ。  いやさっき俺も迅の指を舐めてたけど、こんな腰が疼くような舐め方はしてなかった。 もとい、出来なかった。  チュパっチュパってさ、ご丁寧に音まで立てて。  ただ舐めるだけじゃなく、指の関節とか爪とか気付かねぇようなシワとか、ベロの先っぽで意味深にツンツンしてくるのは何なんだ。  そして迅さん。 その誰もが見惚れるイケメン面を、そんなやらしく披露しちゃっていいんすか。  ただ中指ペロペロされて感じてしまう俺も俺だが、迅はいろんな角度から攻めてきてんじゃん。 「雷にゃんはベロが短ぇからなぁ。 指もこんな……小せぇし。 そこがまた可愛いんだけど」 「ひぁッ……♡ ンッ……ンンッ♡」  ベロの感触がくすぐったさを超えて、ちくび舐められた時と同じ状況に陥った。  下っ腹がムズムズしてくる。 指を引き抜こうとしても、迅の力には到底敵わねぇ俺はされるがままになった。  右手で握ってる迅のチン○はガン勃ちで俺のペロペロを待ってんのに、全然させてくんない。  分かってんだよ、俺もこうやれって事なんだろ?  こんな風に舐めたら、迅も俺みたいにあんあん言って気持ちよくなってくれんだろ?  やってやるよッ。 「ん、ん、……ンむッッ」  ペロペロと見せかけてパクッしてみると、ビクッと竿が揺れた。  おぉ、感じてくれた?……と喜んだのは一瞬。  ……やばい、どうしよう。 吐きそう。 迅様が立派過ぎてベロが動かせねぇ。  でも……咥えただけでペロッてねぇのに終わりなんて、迅の恋人としてどうなんだ。  今までの彼女とかセフレ達は普通にやってたコト(?)なのに、俺は出来ねぇなんて知られたら愛想つかされちまう。  これだからヤリチン彼ピッピを持つと童貞男子は苦労すんだよ。  少しは経験しときゃ良かったって、心臓チクチク痛くなんだよ。 ……ついでに今は、嘔吐きもセットだし。 「……ッ、……」 「雷にゃん、離せ」 「ん、ンン゙ッ……!」  俺が涙目になって微動だにしなくなったからか、迅が頭を持ち上げてチン○を抜いてくれた。  危なかった。 息も止まりそうだった。 「ふぁ、……ふぅ、ッ……ふぅッ……」 「バカ。 無理はするなって言っただろ」 「だ、だってッ! パクッしないとダメだって……ッ」 「ダメとは言ってねぇ。 ……雷にゃんにはまだ無理だ」 「ム、ムリ、……? ウソ……やっぱ俺、失格?」 「失格って何だ?」 「迅の恋人、……失格?」 「はぁ?」  俺の体が、目に見えねぇ青くて悲しいオーラに包まれる。  下手なの気にする前に咥えることも出来ねぇなんて……最悪。  ベロの準備はしてたのにッ。  指フェラで気持ちよくなっちまった俺も、早く迅にいっぱいペロペロしてぇのに……ッ。  嘔吐きそうでうるうるっと涙ぐんだ目を見た迅が、まるで王子様みたいに、掴んでた俺の左手の甲にチュッとキスをした。 「何、俺デリヘル嬢の面接でもしてたっけ?」 「な、なんだそれ!?」 「雷にゃんが言ったんだろ。 恋人に失格もクソもあるか」 「…………ッッ」  そうかもしんないけど……! でも迅の場合はありそうじゃん!  一通りエッチなコト出来なきゃダメ、拒んだら即終了、あとは何だ? フェラごときで嘔吐いたらその時点で失格、みたいな。  うぅぅ〜ッ、悲しい!  「はぁ……」とため息を吐かれてしまって、俺はリベンジしたいと言い出せなくなった。 「あのな、童貞処女が初っ端から俺のチン○をパクパクモグモグ出来るわけねぇだろ。 俺のはデカいバナナよりデカいんだ。 ベロが短え雷にゃんは少しずつやって慣れてくしかねぇの。 俺は咥えてくれただけで嬉しい。 フェラってそんな簡単じゃねぇから」 「……そ、そうか……簡単じゃねぇのか……」 「頑張ったな、雷にゃん」  え……ここでなでなでとお褒めの言葉を頂けるんすか。  やば……嬉しい。 迅が優しく笑ってくれんの、超好き。  フェラは簡単じゃないらしい。 難易度Sを予感してた俺の読みは当たってた。  ふむ、……慣れるしかねぇってことは、いつかは慣れて平気になるかもしんねぇってことでもあるよな?  よぉしッ! リベンジのチャンスはたくさんありそうだから、迅に気持ちいいって思ってもらえるまでがんばろう。  なでなでもしてもらって、失格も免れた……あッ。  パクッは次回に持ち越したとしても、まだ俺にはやれるコトあんじゃん!! 「迅……ッ♡ 俺、ペロペロがんばる!!」 「まだやんの?」 「迅が指ペロペロしてくれたの、すげぇ気持ち良かったもん! あれ真似したらいいんだろッ?」 「……まぁ、……」  改めて、いそいそと四つん這い。 しっかり迅の迅様を握って、ちょっとだけ上下に扱く。  まったく萎える気配の無え立派なチン○の裏筋が張ってきた。 気持ちいいのかは分かんねぇけど、浮き出た血管みたいな管がぷにっとしてて無性に興味をそそられた俺は、それを目印に舐め上げてみた。 「…………ッ」  おぉぉ……ッ!! 過去最高の反応だ!!  この調子でくびれもいこう。 舐めにくいけどベロを尖らせれば何てことない。  おっと、ここもなかなかの反応。 くびれも気持ちいいんだ、メモメモ。  さらに少し上がって、亀頭を攻める。 ぷにぷにしたココはもはや俺のお気に入りだ。  おッ……、さっきまでは出てなかった透明のカウパー発見。 ツヤツヤしてて、先端からプクッと生まれてんの可愛い。  触ったことはたくさんあるけど、もちろん舐めたことは今日まで一度も無ぇ。 どんな味がすんだろ……舐めちゃおう。 「…………ッ」  わわわ……ッ、チン○ビクッてなった! カウパーを舐め取って味わった俺も、ちょっとだけ自分のチン○が反応した。  カウパーってこんな味なのか……。  そこまで濃い味ではないし、どんな味かって聞かれるとめちゃめちゃ難しいんだけど……とりあえずほんの少しだけ苦い。  これも抵抗感が皆無だった俺は、唇を窄めてベロを尖らせ、次から次に出てくる苦い液体を舐め取っていった。  ベロの上と鼻に残る独特の風味と味。  ん〜……こんなこと思うのは変なのかな。  ──クセになるよ、これ。

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