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⑬クラスマッチ ─迅─③※

 手のひらにすっぽり収まる色味の薄いチン○は、俺が触れると秒で期待に満ちる。  ビクビクッと反応して小さく揺れ、ねちっこいキスで感じまくった先端からカウパーをとろとろ零し、俺の手のひらをさっそく濡らした。  他人からの刺激に弱い、童貞男子ならではの反応を示したチン○はもはや手遅れ。  カウパー液ごとチン○を握り込まれた気持ち良さに、雷が抗えるはずがない。 「あーあ。 これは抜いとかねぇとなぁ? 発射準備完了してんじゃん」 「えぇッ!? いいって、抜かなくて……ッ! 迅は気にするな、……ッ、あぁッ♡」 「ゴムあるから大丈夫」 「そ、そういう問題じゃ……、ふぁッ♡」  トイレでシコった時にコンドームの新たな使い方を発見して便利だったんで、校内でイチャつく際の必須アイテムになった。  雷にはちょっと……いやかなりサイズがデカ過ぎるが、ぴこんと元気よく立ち上がったチン○にゴムを装着する。  俺らは絶賛〝ラブラブ〟だからな。 二人きりになったら、どういう流れでこういう事になるか分かんねぇ。  てか俺は隙あらば雷に触ってたいし、トロ顔見てたいんだよ。 そう、隙あらば。 「フッ……俺のだとブカブカなのが可愛いんだよな」 「うるせぇッ!! さり気なく巨根自慢するな!!」 「仕方ねぇだろ、事実なんだから」 「あ、あッ♡ ちょっ、マジで……ッ、こんなとこ、で……♡」 「誰も見てねぇよ」 「迅が見てんじゃんーッッ!」 「そりゃそうだろ。 これは俺だけの特権」 「あッ、……あ、もうッ、だめっ……イく……ッ♡」 「いや冗談だろ。 シコって三分も経ってねぇぞ」  雷は倒れ込むようにして俺の肩におでこをくっつけて、ブカブカのゴムごと数回上下に扱いただけで音を上げた。  いつもの事ながら早い。  初回から早漏まっしぐらだったコイツは、自分でオナる時もこんな早ぇんだろうか。 「だ、だって……っ、迅が見てるし……! 声もゾクゾクってくる、し……!」 「あぁ……そういう事」  なんだよ。 可愛い事言うじゃん。  俺のブレザーを力いっぱい握ってくしゃくしゃにして喘いでんの、もっとやれって思っちまう。  早漏なのは元からだけど、それに輪をかけて俺がそうさせちまってるって?  可愛い童貞男子にそそのかされた俺は、調子に乗った。  雷の性感帯である耳を舐めながら、こっ恥ずかしい囁きを鼓膜に送り込む。 「雷にゃん……俺の声、そんな好き?」 「ひぁッ♡ しゅ、しゅきッ♡ 迅……ッ、迅ンン……ッ♡」 「イきたいならイけば?」 「はぅぅ……ッッ! うぅッ、……ッ! 迅──ッ♡」  耳舐めと声は覿面だった。  雷にとっては三箇所を同時に攻められてるような感覚らしく、背中を震わせて俺の名前を呼んだ直後、お手本みてぇにゴムの中に発射した。  しがみついてくる体を少し離して、白く濁ったゴム付きチン○を凝視する。 最後の一滴まで絞り取るように、発射後の余韻で敏感なソレをじわじわ扱いてやった。  小せぇ声で「やめろ」と吐息まじりに呟かれたが、可愛いだけなんでシカトだ。  イった後にシコられるとツラいよな。 分かる。  まぁそんなの俺は構わねぇから、ビクンッビクンッと腰を震わせる雷の半泣きトロ顔を間近で拝んだ。  俺の首に両腕を回し、近いところで呼吸をする雷からは終始甘い匂いがする。 「迅……もう……触んないで、くれ……」 「全部出た?」 「出た、けど……ッ、シコシコされたら、また出ちまいそうに、なるだろ……ッ」 「二発目いく? ねちっこいキスしながらだと余裕じゃね?」 「……ッッ、お、お前……ッッ」  バカ言うな!って。 真っ赤なツラして何強がってんの。  雷の連続二発は、俺達だけの大会公式ルールでかなり序盤から決まってる事じゃん。  俺の発言に口をパクパクさせてる雷を放ったらかして、さっさとゴムを替えてやる。 先端に溜まるはずの精液が、ブカブカなせいであんまり役立ってねぇのがウケた。  一発じゃ萎えねぇ童貞チン○も濡れ濡れで、もうちょっと扱いてくださいと言わんばかりだし。  ここが学校じゃなかったら、あちこちに精液飛ばしたって何とも思わねぇんだけど。 飛び散らかした精液を処理してる俺を見て、事後の雷が「恥ずか死ぬ!」と叫んで羞恥に悶える姿も多分、絶妙にそそるんだけど。  まだ雷の穴は開拓中で、どれだけ俺が煽られても我慢を強いられる。 それに、思いっきり雷を可愛がるには、俺的にこのシチュエーションはナシなんだよな。  それなら雷だけ気持ち良ければいいって発想に至るのは、カレシの鏡だと俺は自分で自分を褒めている。  すでに俺のムスコは痛てぇほど勃起してるが、ここで粗相するほど切羽詰まってはねぇし。 「ちょっ、なんでまたゴム被せんのッ? 俺もうヤダよッ?」 「雷にゃんさぁ、俺の名前叫びながらイくのは変わんねぇな」 「へッ!? 俺また迅の名前呼んでた!?」 「可愛かったよ。 今日もたっぷり発射できてエラいな、雷にゃん」 「あ……えッ? そ、そうか? 俺エラい?」 「あぁ。 雷にゃんはエラくてエロい」 「ヘヘッ……♡ そんな褒めんなよぉッ! 照れるじゃん! 俺はエラくてエロいなんて……んッ!?」 「あはは……っ」 「それ間違ってんぞ! エロいのは迅だろ!!」 「そうそう、俺はエロいんだよ。 恋人に二発目強要して喜んでる変態」 「自覚してんじゃんーーッッ!! って、……ちょっ、あッ♡ もうヤダって言って……! や、……ッ♡」  俺を変態に進化させやがった張本人のくせに、チン○おっ勃ててる自分はそうじゃねぇって?  甘いんだよ。 「どの口が〝ヤダ〟とか言ってんの。 ゴム着けてシコられんの気持ちいいんだろ? 生とは感覚違うもんなぁ? 好きなら好きって言えよ」 「うぅッ……♡ うるせッ、やだ……ッ! ゴム、きら、い……ンンッ」  シコられて朦朧としてるはずなのに、生意気な口だ。  二発目はねちっこいキス付きでっていう予告はしといたから、遠慮なく舌を貪った。  それが扱いてる音なのか、唾液の混ざり合う音なのかは分かんなかったが、グチュグチュグチュグチュ絶え間なく響いていたのは紛れもなく、二年以上楽しみの見出だせなかった校舎内。  夕闇で薄暗い秘密基地に、生々しい音と匂い、雷の微かな喘ぎ声が充満していく。  残り四ヶ月も無い学校生活の中で、強制参加のダル行事よりも、この時間が一番の思い出になりそうだとかそんな事を考えた。  ブカブカゴムを装着した雷のチン○を扱いて、メロンパンの風味が残る甘い口内を存分に舌で犯しながら。

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