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⑯仕返し……!? ─雷─⑨※
嫌がってねぇよ!! 嫌だったらまず、そんなきちゃないトコ他人に触らせねぇし!
ニタニタ笑ってる迅が、拡げるためだとか言って指をぐにゅんぐにゅん動かしてっから、膝がガクガクすんの!
ゴムで締め付けられたチン○もプルプルしてるし、レッスン三回目のド素人には慣れねぇ刺激だって分かっててやってんだろ、迅さんよぉ!?
「ヤダって、言ってんだろーがぁッ♡」
「可愛いーなぁ」
「なんでだよッ! ふぇ……ッ♡」
「力むなっつの。指動かせねぇだろ」
「ふぇぇんッ!」
こないだより遠慮がちに掻き回されて、俺の意識はぶっ飛び間近。
気持ちいいのかって聞かれると、ぶっちゃけまだよく分かんねぇ。迅の匂いと、吐息と、俺の中に入って蠢いてる長い指にドキドキはする。
甘々ボイスで囁いてくんのにも、キュンキュンしてる。
でもな、入れちゃいけねぇとこに指が入ってきてて、狭い中をぐるんぐるん拡げられてんだぜ。
ほんとなら絶叫もんじゃね?
俺結構おとなしめに喘いでる方だよな?
「雷にゃん、ちょっとこっち寄って」
「ん……ッ?」
「動かすから」
「にゃにッ? やッ♡ ヤダッ……それマジ、ムリ……ッ! ヤダってばぁぁッ♡」
もっと密着しろって意味なのか、グイッと腕を引かれて迅の逞しい胸に倒れ込む。
せっかくチン○が迅にあたんねぇようにしてたのに、ゴム越しにぺちゃっと制服の感触がして「はうッ」と声が出た。
しかも迅は、今度はクチュクチュっとやらしい音立てて抜き差ししてきやがった。
出たり入ったりするそれに、まるで犯されてるみてぇだ……ッ。
「あ、ッ……♡ ……ヤダ、やだぁぁ♡」
「ヤダ? これイヤ? ガチでイヤ?」
甘々イケボが耳まで犯してきやがる。
グチュッ、クチュッ、グチュッと穴を素早く出入りする音にもやられて、何だかよく分かんねぇムズムズがチン○に集中していく。
穴の中も、入り口も、擦られて熱い。
迅に抱きしめられてうっとりする暇も無え。
さっきより膝がガクガク笑うし、力むなって言われても声が抑えらんなかった。
だって……ッ! これはムリ……ッ。
首を振って迅のカッターシャツにおでこをこすり付けながら〝いやいや〟しても、おっ勃てたチン○を発情した犬みてぇに迅に押し当てちまうんだ。
狂いそうになるから……白状するから、ッ……指だけで俺を犯すのやめてくれ……ッ!
「んにゃッ! ウソ……ッ! ウソついた! ふぇッ……♡ ちょびっと、きもちぃっ……ンンーッ♡」
「だろ? もうイけそうだよな。自分で扱いていいよ」
「ま、マジッ? イ、イ、イキたい、……ッ!」
「いいって。俺シコシコしてやれねぇんだよ」
そんなの願ってもねぇよ!
絶賛犯されてる俺は、迅からチン○を扱いてもらえなくてこすり付けてシコってたんだ。
「ヨシ」と言うまで勝手に触るなって、俺様迅様に命令されてっから。
お許しが出たんで、おそるおそるゴム越しのチン○に触る。そして、ガン勃ちなのに俺の手にフィットするミニマムサイズ感に悲しくなりながら、扱いた。
う、……わ……ッ!
これヤバい。ヤバ過ぎる。
ひっきりなしに俺を犯し続けてる指の刺激と、ゴムを挟んだもどかしいチン○への刺激が最高に気持ちよくて、いよいよ頭が狂ったかと思った。
「はっ……あッ……ヤバ、……ッ♡ なんだ、これ……ッ!? あぁッ……きもちぃ……ッ♡ きもちぃよぉッ♡」
「……エロ可愛い……」
「あッ、まって、迅……ッ!」
「ん?」
迅の胸に倒れ込んでシコってると、ズボンの向こう側で暴れたそうにしてる迅様の膨らみが、半開きの目に飛び込んできた。
俺ばっか気持ちよくなっちまってる。
何分も我慢させて今さらなのは百も承知だけど……俺の快楽を優先してる迅は、ここに連れ込んだ張本人のくせに抜かねぇ気なのか。
「迅も、するッ? 一緒に……イくッ?」
「………………」
「ふ、ンむッ……!?」
いったんシコるのをやめて迅を見上げる。当たり前だけど、ドキッとするほど至近距離で目が合った。
うっとりキュンキュンするヒマも無く、迅はなぜか指で犯すのを中断して、お次はベロで口ン中を犯してきやがった。
こうなると、必死で防御の構えをしても無駄。
「その可愛さ犯罪級だな」
「ひゃうぅぅッ……♡」
「好きだよ、雷にゃん」
「あ……だめッ……声だめ……ッ♡ 迅ッ……! だめっ、おれ一人でイっちゃうぅ……ッ!」
「イけよ」
「あ、あッ……迅……ッ! 迅ンン──ッ!!」
とぷん、とぷんとゴムの先端に俺の少ねぇ精液が溜まった。
発射して脱力した俺は、ぐにゅんっと指を引き抜いた迅にしがみつく。
う、う、うわぁぁん……ッッ!
ねちっこいキス、チン○シコシコ、指ぐちゅぐちゅ、迅の「イけよ」……こんなの一緒くたにヤラれてみろ!!
一分も保つわけねぇ!
迅は俺をイかせるためにやったのかもしんねぇけど……ッ。
刺激が強すぎるってぇぇ……!
「……ふぁ……」
「イくとき俺の名前呼ぶのは変わんねぇな」
「……ん、ッ……なんか呼んじまう……」
「あれめちゃめちゃクるから、やめんなよ」
「無意識だから分かんねぇ……」
サササッとチン○とお尻の後始末して、俺のことをギュッと抱きしめてくれる迅の股間は、まだ主張が激しいのに。
甘々彼ピッピは、はぁはぁ言ってて力が入んねぇ俺のズボンを上げて、乱れた制服も直してくれた。
ほんとに、迅様を解放しない気なのか……?
「迅は……? マジで抜かなくていいの?」
「あぁ、いい。雷にゃんのここイジりたかっただけだし、それに……」
「…………??」
「そろそろ撮れ高いいだろ」
「とれだか……? 何?」
いや、支離滅裂。会話になってませんけど。
二回も発射した俺だけどな、迅が俺を置いて一足早くここを出て行こうとしてるのくらい、見えてるよ。
「雷にゃん、いい子だから手洗っておとなしく待ってろよ?」
「えッ? ちょっ……、迅!?」
「すぐ戻る」
「えぇッ? おいッ! どうしたんだよ、迅!」
しかもこんな事を、頭ヨシヨシされながら言われてみ?
ちゃんと戻るからってのは伝わったけど、言い捨てて走ってトイレを出てった迅は、マジで俺を置いて行きやがった。
いきなりどうしたんだよ、迅のヤツ。
「すぐ戻るって……何なんだよ……?」
いい子じゃねぇ俺は、唇をムムムッと尖らせて手を洗うと、急いでトイレを出て迅を追った。
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