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さらさらと……2

アキラさんは俺の気が済むまで抱っこしてくれた。 「ユノは甘えん坊だな」 凄く嬉しそうにそう言うから、 甘えて良いのだと嬉しくなった。 夜ご飯食べなきゃとか、お風呂入らなきゃとか、頭にあるんだけど身体がアキラさん補給を求めていて、アキラさんチャージ優先にしてしまった。 「ユノ、どした?今日はまーが来てくれたんだろ?」 背中をポンポン叩きながら聞いてくるアキラさん。 「アキラさんチャージしたいだけ」 「俺チャージ?マジかーっ、んじゃ俺もユノ補給しちゃおう」 ぎゅぎゅっと力を入れられた。 「ユノ、良い匂いする」 「アキラさんも」 互いに嗅ぎ合うなんて動物みたい。 「なあ、チュウしていい?」 「うん…」 返事をして目を閉じる。 そしたら、またアキラさんの唇がぷにゅって触れてきて…… 薄く唇を開くと舌が入ってきた。 くちゅ、くちゅって絡める度に音がして、 キスが深くなると互いの息も荒くなる。 アキラさんは角度を何度も変えてキスをしてくる。 キス…気持ちいい。 「ユノ……気持ちいい?」 心を読まれたかのように聞かれ恥ずかしくなった。 「俺、そんな顔してた?」 「うん。すげえ可愛い顔」 「気持ちいい…です」 恥ずかしいけど、正直に答える。 「そっか…じゃあ、もっと気持ち良くしてやろうか?」 その言葉にドキッとした。 急に脳裏に過ぎったのはパソコンで見た動画。 顔が熱くなって心拍数も上がる。 「ユノ……すげえ顔真っ赤」 アキラさんは俺のほっぺにキスをして、 そして耳朶をちゅーって、 「ひゃあっ」 くすぐったさと恥ずかしさで変な声が出た。 アキラさんは耳朶をチュウチュウ吸ってきて、俺は変な声出ないように我慢した。 でも、耳朶って舐められたら気持ちいいって知らなくて俺、気付いたら声だしてたーっ~ アキラさんはもう片方の耳朶もはむはむと軽く噛んだり吸ったり、 「んんっ……あっ」 なんて声をいっぱい出してる俺、恥ずかしいーっ アキラさんの唇は耳朶からオデコ、まぶた、ほっぺたと転々とキスをしていく。 「可愛い…」 アキラさんはそう呟きながらキスをしていく。 首筋にもキスされた。 首筋は流石にくすぐったくて、声に出して笑ってしまう俺。 でも、そこを吸われてくすぐったさよりも、 なんて言うのかな? キスされたみたいな………、 あっ、気持ちいいのか。 うん、気持ちいい…。 気持ち良さに気づくと息が荒くなる。 頭に一気に血液が上ったみたいに顔が熱い。 アキラさんの手が俺の身体を触り始めて、シャツを胸の上まであげられた。 ドキドキと鼓動が早くなって、脳裏にはエロ画像がリピート再生。 あ、あんな事されんの? 動画や画像はアソコを触ったり舐めたり、そして…後ろに入れるんだよね? もうぅ、俺パニック! アキラさんの指先が俺の乳首を摘んだ。 あっ…、 ビクンッと身体が震えた。 摘んだ指先は乳首を弄って、そしてヌルリとした感触。 「んんっ」 声が出た。 アキラさんが俺のオッパイを吸ってる。 ど、どうしよう。 このまま、進むのかな? あ、俺…風呂入ってない! 海風でちょっとベタベタしてるよね? それに汗くさいし、 それにそれに… 下は… もし、もしも脱がされて動画みたいに舐められたら? トイレとか行ったし、ほら、匂いとか… 「あ、あああ、アキラさん!風呂、俺、ベタベタしてるから風呂入らなきゃ汚いよ!」 たまらず声を上げた。 アキラさんは舐めるのを止めると、 なんと、笑い出した。 「やばい、ユノ可愛いーっ」 アキラさんは笑いながら俺を見下ろす。 「だ、だって、汗くさい」 「ユノは良い香りしかしないぞ?」 微笑まれて恥ずかしくなる。 「ユノが考えてるような事はまだしないよ?だってお試し期間だろ?」 頭を撫でされた。 「最後まではしない。我慢する。ユノが怖がる事はしたくないし、嫌われたくない」 アキラさん… アキラさんは優しい。

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