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あらあらと……

アキラさんのキスが熱くて、ぼんやりとしていると服の中にアキラさんの手が入ってきた。 唇が離れた隙に「アキラさん……お風呂一緒に入りましょう」とその手を掴んだ。 だって、子供達と遊んで汗かいちゃってるから。 「飯は?」 「……いま、それ聞きますか?」 「あはは、そうだね……俺から襲ってるのに」 アキラさんは起き上がると俺も引っ張り上げて起こした。 一緒にお風呂に入る。初めて入った時はドキドキして下着さえも脱ぐの躊躇したのに。 今は……そんなに恥ずかしくない。アキラさんにキスされながら服を脱がせて貰う。 なんか……こういうのいいなって思う。 お風呂でまずは洗いっこ。アキラさんに髪を洗って貰うのが好き。だって、美容師だから上手い。 気持ちいいし。 「ユノ、お湯かけるぞ」 その言葉の後直ぐにシャワーが降ってきた。 なんか、こういう時は子供みたいだなって思う。親にお風呂に入れて貰う子供。じゃあ、アキラさんお父さん? 随分、カッコイイお父さんだな。なんて思っている内に「はい、終わり」と声がかかり、顔をあげる。 「ふふ、ユノ、小さい子みたいで可愛いかったよ?」 「えっ!」 たった今、似たような事を考えていたので驚いた。 「目をぎゅっと瞑るだろ?あれ可愛い」 アキラさんはそう言いながら俺を誘い、湯船につかる。 お湯はタイマーかけてたら勝手にたまるから今の世の中便利なだよね。 アキラさんの上に背を向けて座ろうとするけど、「こっちむいて」と言われて向き合って座る。 向き合って直ぐにアキラさんにキスされた。 もちろんそれに応える俺。舌が侵入してきたらそれに絡める。それが自然になってしまった。 アキラさんの肩に手をのせて、キスを何度もしていると、お尻に違和感。 「んんっ」 指がお尻に入ってきて、身体がビクンとなった。 身体がビクンってなったから唇が離れる。 「ユノ……ここで解していくから」 エッチ……するんですか?するんですよね……。もう、大人の関係だから。 俺は頷く。 アキラさんの指は容赦なく入ってくる。 「あんっ……んっ」 指が中で動くから声を我慢できない。 「ユノ……可愛かよ」 アキラさんはそう言いながら俺の頬にキスしてくる。 「本当、可愛かよ……もっと、見せてよ可愛い顔」 「……アキラさん……」 可愛い顔って何?どんな顔してんの?俺……

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