髪を乾かして貰った。洗われるのと同様、気持ちがいい。 「ユノ、機嫌直った？」 ドライヤーを置いて、俺に聞くアキラさん。 「なおって……ます」 「良かった」 アキラさんは安心したように微笑む。俺の一言でそんな顔するなんて。……俺なんかの言葉に。 俺はアキラさんに抱き着く。 「ユノどーした？眠くなった？」 抱き着く俺の頭を撫でる。 なんで、こんなに優しいのかな？アキラさん。 「ううん、違う……アキラさんが欲しいなって」 耳元で呟く。 「ユノ！！何ねその可愛かオネダリは！反則ぞ」 アキラさんの言葉に笑ってしまった。 「だって、本当に……欲しいもん」 俺はアキラさんの顔を見つめて言った。本当に触って欲しいって思うから。 「ユノ……そげん煽るな」 「なんで？」 「我慢きかんくなる……優しく抱けんくなる」 「それって激しいって事？」 アキラさんを見つめる。 「だけん……煽るなってば……そう、激しくするかも」 「……良かよ。望むところだー」 俺が笑うと「明日、歩けんくなっても知らなんからな！」なんて言われた。 想像つかないけど、どんな激しい事するんだろ？って逆にドキドキした。 ◆◆◆ 「あっー！あっ、あっ、」 俺はアキラさんを煽った事をたった今……後悔している。 激しい……本当に！！ 俺は今、四つん這いにされて後ろから突かれている。 何度も何度も……ギシギシときしむベッドが今日は大きく聞こえて、アキラさんに突かれる度にパンパンって……こんな音するの？ 肌がぶつかる音ってこんな激しいんや？ 「あっ、いくっ！！」 俺……これで3回目。お風呂の時と合わせて3回目。 身体がブルっと震えて、ぽたぽたと先っぽから液体が落ちる。 お風呂の時はドバっと出たのに。なんか……勢いが。 俺は力が抜けたように前にガクンと倒れる。すると、アキラさんが俺のお尻からモノを抜く。 終わった？アキラさんイッたのかな？ 息が荒くて……自分の息遣いが妙に大きく聞こえる。 俺はうつ伏せで倒れているんだけど、アキラさんに身体を仰向けにされた。そして、片足を持たれた。 うそ！！！まだやるの？ 「アキラさん」 目線だけでアキラさんを見ると汗をかいて、なんかスポーツをした後みたいに爽やか。 「俺を煽ったのはユノだからな」 ニヤリと笑われてズボッと中に突っこまれた。 「あっ、」 思わず漏れる声。 そして、ずんずん突かれる。 「アキラさんっ！！」 名前を呼ぶと俺の身体を掴み、起こす。 「ああっ！！」 アキラさんも俺と一緒にベッドに座る感じになってるから奥まで直ぐにアキラさんのが当たって声がでる。 やだ、これ……深くくる。やだ……。 身体をくねらせると余計に感じるハメになる。 アキラさんが俺の腰を持って上下に動かす。 もう、だめだった……俺はアキラさんにしがみついて……それで、それから……。 起きると朝だった。 部屋の中が明るい。電気をつけた明るさじゃなくて外から照らされいる明るさ。 あれ？どーしたっけ？ 俺はベッドに寝ていて。そして、隣にアキラさんはいない。 トイレ？ えーと、もしかしなくても朝？ 身体を起こすと凄くダルい。そして、パジャマを着ている事に気付く。 あれ？あれあれ？なんで？いつ、着た？ 沢山のクエスチョンが頭に浮かんだ時に「ユノ、起きた？」とアキラさんの声。