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そよそよと……4

その後はアキラさんに身体を洗って貰って風呂を出た。 俺の髪を乾かすのも手慣れたもんで、しかも気持ちいい。 さすが美容師。 「ゆの、眠いのか?」 耳元でそう聞かれ、ウトウトしてたと気付く。 「髪………きもちいいから」 「そうか?んじゃ、もうちょいしてやるよ」 また、アキラさんの手のひらが頭を撫でるように動く。 うん、すげえ気持ちいい。 しばらくすると、身体がフワフワしてきて、 目を開けるとアキラさんの横顔。 あれ?………って、周りを見ると風景が動いている。 ああ、そうか運んでくれてんだ。 そして、ベッドに寝かせられて、横にアキラさんが来る。 「アキラさん」 俺はアキラさんに寄り添う。 「ん?どした?」 「して……」 「えっ?なに?」 「キス………して」 まだお風呂の延長………俺、アキラさんにフェラして興奮してるみたいで、自然に出た言葉。 俺がキスしてとお願いしたから、アキラさんは身体を起こして、手のひらで俺の頬を触る。 そして、チュッとキスされた。 「オヤスミゆの」 そう言ってアキラさんは俺の頭を撫でる。 えっ?それだけ? 「違う………ちゃんとキスしてよアキラさん……俺、ちゃんとアキラさんを知りたい」 「ユノ……」 ためらうような声質。 「無理してないって何度言えばいいわけ?俺は……アキラさんとならSEXできる」 アキラさんを見つめると、戸惑ったような表情から、驚いた顔になって、そして、嬉しそうな顔になった。 「ありがとうユノ……すげえ、嬉しい」 「じゃあ、しよ?」 「それはダメ!ユノは怪我人だろ?」 「大丈夫!」 「大丈夫じゃない!俺は激しくしかユノを抱けない。騎乗位とかバックとか無理だろ?」 き、騎乗位?バック? うっ……あんな事を? 動画でみた!後ろから突かれたり、上で跳ねたり。 「ユノ、顔真っ赤だぞ?何想像してんだ?」 クスクス笑うアキラさん。 「ち、ちがっ!」 慌てて否定。 「治るまでお預け」 アキラさんは俺の頭を撫でる。 「覚悟しとけよ?めっちゃいかせるから」 そう付け加えられ、さらに顔が熱くなる。 治ったら、俺はアキラさんと………SEXするんだ。 アキラさんと………あんな事やこんな事。 顔……いや、身体中に熱が回っているように感じた。

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