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そよそよと……5

◆◆◆◆◆◆ 「ちえっ、つまんない」 俺はベッドに寝転んで不満を呟く。 仕事は無理矢理休みにされたし、家事も禁止! ベッドから必要以上降りないと今朝、アキラさんに約束されられた。 約束破ったらエッチはさらにお預けらしい。 なーんもする事ない!! ノートパソコンを側に置いてくれたから、ちょっと、エッチのお勉強でも……… そうだよ。予習しとかなきゃ!俺は経験ないんだから。 パソコンでまた、ゲイ動画を開く。 『あんっ、いく!』 ボリュームがデカ過ぎて慌てて下げる俺。 画面の中ではフェラしている男性とされている男性が映っている。 この画像を参考にアキラさんの………舐めたんだ。 昨夜の事を思い出すと顔が熱い。 よく、やれたな!! 恥ずかしい。 画像を変える………次はバックしている画像。 アキラさん、バックするって……… うわあ!!こんな事とか?俺されちゃうの? やばい!!ほんと、やばい! 動画みてたら下が熱くなってきた。 マジやばい! 触ると固い。 ほんと、俺ってバカーー! どうしよう?抜く? 周りをキョロキョロしながらティシュを探す。 ない……… ああ、もううう!! 俺はベッドを降りてヒョコヒョコと足を引きずりながらトイレへ。 「こら、ユノ!」 名前を呼ばれてビックリして振り向いた。 アキラさんが腕を組んで立っている。 「大人しくシてろって言ったよな?」 「いや、トイレに……アキラさん、お店は?」 「トイレ?ああ、トイレか……もう、昼だしな。ユノのご飯をさ」 アキラさんは俺の身体を支える。 昼……もう、昼なのか。 アキラさんは俺をトイレに連れていき、スエットのズボンを下ろそうとした。 「えっ?なに?」 驚いてズボンを押さえる。 「手、不自由だろ?」 「いや、でも、は、恥ずかしいし、あの」 やばい!やばい!やばい! 勃起してるってば俺!! 気づかれるの恥ずかしい。 必死に押えたけど、片手じゃ無理で、ぺろんとズボンを下げられ勃起した俺のチンコがデーンと下着の下から自己主張している。 「ユノ……」 じーっと見られ、顔が熱くなる。 「だって、予習しようって……そしたら昨日、アキラさんの舐めた事思い出して」 もう、白状するしかないだろ? ほんと、俺のばかばか!

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