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ゾクゾクと…… 15話
はい。と返事したらぐっ!とさっきよりも中に入る感触が大きくなった。
でも、まだ痛くない。
穴ってどれくらい広がるのかな?
指2本はいたくないけど……。
俺はふと、アキラさんのチンコを思い出す。
大きい……あれって入るの?
雅美さんは初めての時は少し痛かったし、切れる事もあるって言ってた……。
少し不安になってきたけど、でも、雅美さんは初めて同士だからそうなったみたいな感じだったから。
アキラさんは大人。
俺より経験ある。
経験……。アキラさんの経験……あああ!!!ちょっとモヤってしてしまった。
そうだよねえ、俺より年上だし、先に誰かに出会ってそういう体験をしてきている。
俺は初めてだけど。
俺が初めてだから不公平とかじゃなくて、姿が見えない相手にちょっと嫉妬しただけ。
アキラさんの優しい手やキスを知っている相手が居るっているのに嫉妬しただけ。
心狭いよな俺は。
ビリっ!!
いきなり背中に電流が走ったようになった。
さっきのゾクゾクとは違う何か……。
その衝撃に気付くとそれに集中してしまう。……だって、ビリビリって次から次にくるんだもん。
なに?
するとまた……ビリっときて「あっ、」なんて声が出た。
「ユノ……気持ちいい?」
気持ちいいって聞かれたから、思わず頷く。
このビリビリはクセになる。
「じゃあ、少し動かすね」
アキラさんの指が動き出した。出し入れされる感じで「あっ、あっ、」なんて、指が動く度に声が出る。……なんか、押されたら音がする玩具みたいだ。
「ユノ……自分で腰を動かすともっと気持ち良くなるよ」
えっ?そういうもん?
俺は分からないからアキラさんの言う通りに腰をゆっくりと動す。すると、アキラさんの指の動きが一緒になった。合わせてくれてるのかな?
でも……アキラさんの前で腰を動かすのってなんか恥ずかしい……何プレイだよ?って自分突っ込み。
「ユノ……勃ってるよ」
なに!!!
アキラさんの言葉で俺は自分の股間を見た。
……めっちゃ勃起しちょりますがな。
「1回イッた方がいいかな?」
アキラさんはシャワーをポイっとその場に置くと俺に背後から抱き着いてきた。
ひゃあ!!!
思わず身体が硬直する俺です。
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