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ふわふわと……

アキラさんの息が肌にかかってまだ、くすぐったいけど、我慢した。 乳首をいじっていた指先から舌へと変わって、温かい舌先がゆっくりと舐めてきた。 「…ふっ…んっ」 なんか、変な声が出てしまい、聞かれたんじゃないかと慌ててアキラさんの反応を見る。 アキラさんの舌先がエロい。 そして、乳首を吸い出す。 なんか、赤ちゃんみたい。 ちゅくちゅくと吸うアキラさんの頭をぎゅっと抱きしめてしまった。 だって可愛い。 無心におっぱい吸う赤ちゃんみたい。 「んっ…」 だんだんと俺の息は荒くなる。 あんなにくすぐったかったのに何か……………………すげえ、気持ち良いかもっ! アキラさんの口の中は熱い。 舌先が乳首を押し付けたり、周りを舐められたり、気付いたら俺は声を出してた。 「ユノ、気持ち良いか?」 アキラさんに聞かれて、 「きもち……いい」 と答えた。 知らなかった、男もおっぱい弄られると気持ち良いなんて。 「ユノ、可愛い」 アキラさんは首筋も吸い上げてきた。 「あっん」 女の子みたいな声。 そんな声、男も出せるんだって知った。 凄い、今日は知らない事をこんなにも知る事が出来た。 「ユノ、そろそろ帰るか?」 「えっ?」 「今、深夜2時」 「うそっ!」 ガツンッ、 慌てて携帯取ろうとして手が車のドアにぶつかった。 「いたっ」 ビリビリと電流。 「ユノ」 アキラさんが慌てて俺がぶつけた手を掴む。 「いたっ、アキラさん痛い」 掴まれた衝撃で、腕全体に痛みが走る。 「悪い、ちょっと見せて」 車内の電気を点けて俺の手を見るアキラさん。 「赤くなってる、…いや、紫」 色の説明は要らないから手、離して欲しいかもっ、痛い。 「ちょっと俺んちに寄るから」 「えっ?」 「冷やさないとダメだろ?湿布とか」 アキラさんは手を俺の身体の上に乗せるとシートベルトを付けた。 「俺んちでも良いですけど」 「湿布あるのか?」 そう聞かれ、頷く。 「じゃあ、ユノの家な」 アキラさんは俺の服を直すと車を走らせる。 ****** 「アキラさん大袈裟じゃないですか?」 自分んちに着いて、アキラさんに手当てして貰ってるんだけど包帯ぐるぐる巻きにされた。 「朝になったら病院に連れて行くよ」 「大袈裟ですって、ただの打ち身」 病院は行きたくない。 だって保険証持ってないもん。高い! 「ユノ、何時から仕事だ?」 「俺は11時ですけど、アキラさん早いですよね?」 時間を確認すると3時過ぎ。 今から帰ったら寝る時間無くなるよね? 「あの、アキラさん泊まって下さい」 「えっ?」 アキラさんが目を見開いて驚いた顔をしている。 「あ、イヤらしい意味じゃないですよ?」 慌てて付け加える。 そんな焦る俺に、 「イヤらしい意味の方が嬉しいけどね」 と笑う。 「泊まっていいの?」 再度確認してくるアキラさんに、もちろんと頷く。 「あ、着替え…」 アキラさんって俺よりガタイ良いんだよなあ。 「店に着替えはある。たまに店に泊まったりするから」 「店に泊まったりするの?」 「飲み会とかあった日とかにね。」 「ああ、なる程」 「ユノ、シャワーだけ貸して」 「いいけど、替えの下着俺の入るかな?」 とりあえず、新しい下着がないか探してみようと立ち上がるとアキラさんにぎゅっと抱きしめられた。 「ユノも一緒入るか?その腕じゃ身体洗えないだろ?」 と言われた。 一緒に? 風呂… 真っ裸になるよね? アソコも見られちゃうよね? いつかは…見られちゃうんだろうけどさ、 今日だっておっぱい吸われたし、恥ずかしがる必要あるかな? ………………………………いや、 あるだろ! そんな事考えてたらアキラさんが笑い出した。 「ユノ、冗談だよ。そんな固まるな」 アキラさんは俺から離れると頭をくしゃくしゃ撫でた。 なんだ、冗談か、 びっくりしたじゃん。 アキラさんが風呂場に行ったので俺はパンツを探しにいく。 パンツ… パンツ、 ないよなあ。 タンスとか見たけど新しいのはない。 コンビニ、チャリで行くか? あ、手痛いんだったな。

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