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1話-4
「う、あー、あ、あー」
間宮さんの右足が器用すぎる。
最初に強く踏まれてから、軽い微振動でゆっくり全体を刺激され、足の甲で上手い事裏スジを撫でられ、今は土踏まずでふにふにされている。
「叶くん、よさそうな顔してるね」
強制的に上を向かされアヘ顔手前の俺に、間宮さんは微笑んだ。
この、意地悪でやらしい顔の間宮さんが一番好みだって言うんだから、俺はかなり病んでるな。
「足コキだけでイけそうかい、叶くん」
「むり……」
かなりいい具合にはなっていたが、俺は足フェチでもどMでも変態でもないわけで、刺激としては今一つ物足りなさがあった。
でも間宮さんの目は俺に言っている。
イかなきゃ終わらないよ、と。
「……っう、あっ、んっんっ」
仕方ないから自分から腰を動かして、間宮さんの足で自身を昂める。
もはやこれはオナニーだった。
それを見て満足気に笑う間宮さんがまた一段と腹立たしい。
「あっ、あっ、あっんっ、」
限界が近くなると、もうなりふり構わず間宮さんの右足に自身を擦り付ける。
溢れたカウパーが潤滑油。
グレーのパンツにシミがよくうつっていた。
「ああっ、も、おれっぇ、俺っ」
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