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2話-12

「つまり、窓ガラスを割ってしまったお詫びに、家事やら雑用やらを手伝うと、そういう事ですか」  ことの顛末を、松本が整理して確認した。  流石編集者というか、話の理解が早かった。 「まあ、間宮さんがいいって言うなら、いいですけれど……叶くん、今何歳なのかな?」 「今年17です」 「そう……じゃあ、一応アシスタントとして雇う形で検討してみます」  松本は間宮さんに言った。  アシスタント? 「え、いや、窓ガラスとか怪我の弁償として手伝うんで、雇うとかじゃ」 「まあ便宜上だから……じゃあ間宮さん、代筆の件また後で連絡します。ガラスは業者に連絡したんで午後には来ると思います」  松本はそれだけ言うと、忙しなく家を後にした。

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