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2話-24

 頭がくらくらする。  間宮さんの言葉を追いながら、文字を書くのに必死だった。  それなのに内容はしっかり頭に入ってくる。  いや、むしろそれ以上だった。 「早苗の指が聡の自身を撫でた」 「っは……」  話の中のことなのに、まるで自分がされているようだった。  触られてもいないのに、早苗に高められている。 「叶くん」 「……っあ、はい、」  書こうとして、自分の名を呼ばれたのだと気付くのに少し時間がかかった。  完全に入り込んでいた頭は、まだ、話の世界から抜け切らずふわふわしている。 「大丈夫かい」 「あっ」  間宮さんの右手が俺の股間を、布の上から柔らかく触れた。  頭よりも先に体が反応して、思わず声が漏れる。 「大丈夫じゃ、ないようだね」 「ま、ま、間宮さん……」  間宮さんの親指が布の上から先端をぐりぐりと刺激した。  脊髄が震えるような刺激に体がビクビク跳ねる。

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