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6話-11
「んっ……んっ……んぐっ……」
胸の尖りを間宮さんが指で捻った。
あまりの痛みに、自身からビュルッと先走る白濁が溢れる。
「物足りなさそうだったから」
ごめんね、と微笑む間宮さん。
ああ、だめだ今日の間宮さん黒い、そこがいい、なんて思ってしまう俺も大概だ。
「んん……ん……ふ……」
ほとんどイきかけて、肩で息をしながら身体を落ち着けていく。
もう何度イきそうになったのか。
散々高めては手を離して、その感覚も短くなって、今ならいつでもイけそうだった。
ほんの少し、あとちょっとだけ、間宮さんに触られたら確実にイってしまう。
イきたい。
「もう限界?」
「んん」
「そう」
間宮さんに聞かれ頷くと、口に咥えていたシャツを外され、間宮さんの顔が近付いた。
キスだ、キスされる、俺は口を開けて間宮さんを迎え入れる。
唇が、舌が絡んで熱が注がれた。
「んはっあ、はあ、んんっ」
まるで今日の総復習のようだった。
キスしていると乳首を潰され、性器を扱かれ、散々我慢させられた俺は呆気なく果てた。
かに思えた。
「んンンッぉああっっああっ」
びゅるっびゅるっと精子が細く途切れそうに出ていく。
間宮さんの右手の親指が、意地悪く出口の穴を半分塞いだからだ。
イっているのにイききらない。
長い長い射精に気が遠くなりそうだった。
「あああっっあっひっいいっ」
まだ止まらない、イってる、ああっ、おかしくなる、ああっ。
間宮さんの左手が、止まっていた俺の手を包んで動かし、さらに扱く。
「とまんなっひああっ」
身体を支えられず、間宮さんに寄りかかる。
抱きとめられ、背中を手が撫でた。
それだって快楽だった。
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